「専門高校をどうアピールしたらいいか?」
 埼玉県内専門高校(37校)の校長会というのがあって、そこで広報委員長を務める某高校長からのご質問。
 答え「私をアドバイザーとして雇いなさい。そうだな、ベテラン教員1人分の給料で10人分ぐらいの働きは出来ると思うけど」。
 というのはほとんど冗談、ちょっと本音。

 でも、私は「頑張ってる先生を応援する」のが生きがいだから、アドバイスはするよ。
 
 たとえば7月にスーパーアリーナで行われる「彩の国進学フェア」
 専門高校は分が悪いね。お客さんは私立や公立進学校に殺到する。

 そこで、専門高校の先生は揃いのTシャツで参加する。学校ごとじゃない。学科ごとだ。農業は緑、工業は赤、商業は黄色みたいに、学校は違っても同じ系統の学科であれば同じ色を着ている。
 個々の力が弱いと思ったら、みんなで戦うんだ

 それとお互いに学校を紹介し合う
 ある親子が新座総合技術のブースにやって来た。そしたら、帰りがけに「うちと同じタイプの学校に越谷総合技術があるから、そっちも聞いてってね」と声をかける。越谷総合技術も同じことをやる。
 久喜工業の工業化学科の話を聞きにきた親子がいたら、「化学があるのは、あと川越工業だけだから、そっちにも行ってね」。川越工業も同じことをやる。
 今までもある程度そうしてきたかもしれないが、今度はそれを明確な戦術として、全校全学科協力の下でやる

 まずはみんなして専門高校の魅力を語る。学校対学校の受験生奪い合いバトルはその後の話だ。小さなパイを奪い合うんじゃなく、パイそのものを少しでも大きくするのが先決だ。場合によっては公立私立の垣根を取っ払って協力する形があってもいい。せっかくの公私合同フェアなのだから。これだけの規模で公私合同をやっているのはたぶん埼玉だけですよ。

 専門高校には定員割れ校も多いのだが、それだって定員の90%以上は確保できている。あとちょっと足りないだけ。
 この、ちょっと足りないだけというのは募集広報活動を変えれば何とでもなる。募集広報上の課題を、教育上の課題(生徒指導や進路指導)にすり替えちゃいけないよ、というのは、私が言い続けていることだ。
 みんなで戦え専門高校。