私は「とりあえず流行り物はやってみる派」じゃないかな。むろん時代の最先端を行っているはずはないが、まあ早い方。
 前も書いたが、最近はキャッシュレス生活で、滅多に現金を使わない。スイカとペイペイと楽天ペイとクレジットカードでほとんどの支払いを済ませている。
 コンビニやお店で支払方法を尋ねられ、「ペイペイで」と答えるのが何か間抜けな感じで恥ずかしかったが、だいぶ慣れてきた。

 セブンイレブンのセブンペイ(7pay)である。
 事務所近くのセブンはよく利用するので、試しに使ってみるかと思いつつ、忙しさに紛れて登録していなかった。
 いかん、乗り遅れた。
 と、思っている矢先、まさかの不正利用事件発生。
 良かった。乗り遅れたおかげで余計な心配をせずに済んだ。

 ここまで前置き。本題はここから。
 記者会見に臨んだセブンの社長。どうやら二段階認証という言葉を始めて聞いたらしく、しどろもどろに。ITリテラシーの低さを露呈してしまった。
 こんなのがトップでセブン大丈夫か。

 社長が何でも知ってて、何でも出来なくちゃいけないとは思わない。そんなの無理に決まってる。
 でも、ものごと「最低限」というものがあるでしょう。せめてこのくらいは、というやつが。

 で、矛先を校長に向けるわけだけど、やれ英会話だ、ディベートだ、プレゼンだ、ICTだと言っててだよ、iPadも使ったことないとか、相変わらずガラケーでラインもツイッターも使ったことないとか、英語で簡単な挨拶もできないとか、それでいいの。

 いや、別にいいんだよ。子供たちをいろんなことが出来るように育てりゃいいんだからね。でもイメージは大事だ。
 私だったら、せめて挑戦だけはするんじゃないかな。だって、ふだんから生徒に失敗を恐れずに挑戦しなさいって言ってるんだから。
 新しいことに挑戦したら、まず生徒や若い先生にはかなわない。それは分かりきったことだ。にしても、努力すればこのくらいにはなれるというお手本を示したほうがいい。

 校長や教頭が見えない所で超多忙なのを知っているだけに言いづらいのであるが、いざという時に、学校イメージを毀損しないように、せめて学校が「売り」にしていることに関しては率先垂範してくださいというお願いだ。