スマホばっかりやっていると頭がデブになる。のではないか、ということを考えてみる。おっと、その前にデブは差別用語という説がある。
 もとい、スマホばかりやっていると頭が肥満体になる。脳みそがメタボになる。

 スマホから流れてくる情報は、食い物に例えれば、お菓子みたいなものである。テレビも似たようなものだが、ここでは話をスマホに絞ろう。
 朝起きてお菓子、トイレでお菓子、電車の中でお菓子、布団の中でお菓子と、一日中飯も食わずにお菓子ばかり食ってりゃ、そりゃ太るだろうよって話だ。
 しかも困ったことに、このお菓子がタダで食えるものだから余計に始末が悪い。

 体のメタボを解消するには、まず間食をやめること。寝る直前に食うのは最悪だ。それと、何と言っても効果的なのは、摂取カロリーと消費カロリーのバランスをとることだ。要するに、食った分だけ動けよということだ。

 人は体に悪いことには敏感だが、脳みそに悪いことには意外と無頓着だ。
 体に悪いと食べるのを止めたり減らしたりすることはあっても、脳みそに悪いからと頭に入れるのを止めたり減らしたりすることがない。これって変だろう。

 スマホ自体が悪いと言ってるんじゃない。そこからタダで提供されるお菓子を腹いっぱい食ってると脳みそに悪いはずだと言っている。

 いや、そうは言っても、スマホの情報だってお菓子みたいなものばかりじゃなくて、ちゃんと栄養も摂取できるでしょう。

 バーカ。できねえよ。
 栄養が摂れると思い込んでる時点で、相当脳みそがやられてるんだよ。

 と言って今どきスマホは手放せんだろう。それにお菓子はおいしいしな。私も大好物だ。
 だとしたら、次に考えるのは摂取量と消費量のバランスを取ることだ。食った分を消費しろ。頭を使うんだ。考えをまとめて、文字にするなり言葉にしろ。そいう脳内活動を活発にしないで食う一方だと脳みそがメタボになって、使い物にならなくなるぞ。
 
 電車の中でずっとスマホを眺めている連中は、ボリボリ、カリカリお菓子を食っているのである。元はコメや麦であったとしても、思いっきり添加物使ってるからな。そんなのは情報のうちに入らんよ。ため込まないでさっさと使うことを考えたほうがいい。