本日、PR一辺倒。ステルスマーケティング(略してステマ)という、広告宣伝と気づかれないように商品・サービスを宣伝する手法があるが、ここではそういう手の込んだことはせずダイレクトに迫る。

 YouTubeで「埼玉新聞」と検索してもらうと、今日アップされた動画が見られるので、ぜひご視聴いただきたい。
 12月8日に行われた埼玉新聞模試にからめて埼玉県公立入試についてアドバイスをしている。
 埼玉県公立入試の国語
 埼玉県公立入試の数学
 埼玉県公立入試の社会
 埼玉県公立入試の理科
 埼玉県公立入試の英語
 5教科を一人でやっているが、できれば助っ人が欲しい。元高校の先生でも、現役の塾の先生でも。
 本ブログ読者は、その道のプロ比率が高いので、「そこ、違ってるぜ」とか、「こういう説明の方が良くないかい」とか、いろいろご意見があるだろう。ご教示いただければ幸いである。

 ネットや動画サイトには偽情報が溢れている一方、これは勉強になるという優れた情報もたくさんある。玉石混交の世界。
 私の目標は、受験生や保護者の皆さんに、明確な根拠や取材に基づいた確かな情報をお届けすること。それによって徐々に怪しげな情報が駆逐されるといい。その手助けをしてくれる人が欲しい。

 話はいきなり飛ぶが、私が公立高校教員をやめて民間サラリーマンに転じた時の話だ。数か月して、ある重大な事実に気づいた。
 民間人は平気で知らんぷりするから油断がならない。
 このことだ。

 営業に行く。話す。相手は興味を持っていろいろ聞いてくる。これは脈があるなと営業成績が欲しい私はさらに熱弁をふるう。が、その後一向に話は前進しない。どころか、理由をつけて面会を断るようになる。おかしいな。あんなに好意的だったのに。

 こんな経験を繰り返すうちに、ようやく気づいた。
 話を聞いていたのは、興味を持ったからではなかったのだ。知らんぷりして喋らせて、こっちの情報量、知識量を試していたのだ。「へえ、そうだったんですか(知ってるけどな)」、「いやあ、初耳です(昨日聞いたけど今日は初耳だ)」。
 で、言うだけ言わせておいて、中にお得な情報があれば儲けもの。たいていは、こいつは二度と会う必要ないなと結論づけられる。
 もちろん、その逆にもう一度来てくれとなる場合もあるわけだが、駆け出しの私にその力量はなかった。

 私が民間人の知らぬふり作戦に簡単に引っかかってしまったのは、知ったかぶりの多い世界に生きてきたからだ。学校は「知らない」が通りにくい世界だ。私の周りに「知ったかぶり」はいくらもいたが、「(知っているのに)知らんぷり」はいなかった。

 結論。「先生の知ったかぶり、民間人の知らんぷり」。

 知っているのに知らんぷりもあまり褒められたことではないが、知ったかぶりは良くない。結果的に受験生・保護者を騙すことになりかねない。
 長く生きてもまだまだ知らないことが多い私である。知らんぷりで言っているのではない。本当に知らないことばかりだ。皆さんのお知恵を拝借したい。