取材者の心得。
 学校に取材に行くときは事前に学校情報をしっかり頭にたたき込んでから行く。

 取材対象である学校に対し失礼だからという理由もあるが、時間の節約という意味が大きい。
 「去年の応募者は何人でしたか?」
 そんなのどこにでも出てるだろう。
 「強い部活はどこですか?」
 新聞読んでりゃ分かるだろう。

 こういうアホな質問をしていると時間がもったいない。だいいち、こんなのは取材とは言えない。
 「応募者が増えた(減った)理由を学校としてはどう考えていますか」
 「〇〇部の強さの秘密は何ですか? どんな練習をしているのですか?」
 せめて、これくらいのことを聞かないと。

 というわけだから、昨日も浦和工業に取材に行く前にホームページを熟読して行った。
 さてと、職業科だから就職が気になるな。どんなところに就職しているのだろう、と思い進路状況のページを開いて、私は腰を抜かしたよ。
 「平成26年度進路状況」
 嘘だろう。まさかと思い、いくつか別のブラウザーを使って開いてみたが結果は同じ。

 一体、何のためのWEBサイト(ホームページ)なのよ。
 就職が売りの職業高校がこれじゃ、さすがにまずいだろう。

 もちろんこのことは、学校に着いて真っ先に言った。
 私は専門学科の魅力を少しでも多くの受験生に知ってもらうために記事を書いているつもりだが、運よく興味を持ってくれた受験生がホームページを訪問してくれたとして、これではちょっとガッカリだ。

 時代は平成から令和にかわりましたよ。
 GWも終わり、いよいよ2020年度入試の募集活動も本格化しますよ。

 浦和工業の例はたまたまの話で、これはすべての学校関係者の皆さんへのお願いです。
 WEBサイトを更新してください。