過小評価はいけないよ。ライバルを正当に評価しないと正しい対策が立てられない。
 仕事上、地元紙や地元局との付き合いがある。私のところにやってくるのは、私よりずっと若い世代であるからであるから、かれらは物分かりがいい。

 困ったのは年寄り連中だ。と言っても、私より若いはずなんだが。

 紙の新聞VSネットニュース
 地上波テレビVSユーチューブ

 今日、このような新旧メディアの対立があるわけだが、旧メディア側にいる年寄りは、得てしてライバルを過小評価しようとする。たしかに現状ではまだまだ旧メディアの方が強大だ。しかし、新メディアも確実に力を付けている。過大に評価し恐れる必要もないが、過小評価も禁物だ。
 過小評価は対策を誤らせる。

 新旧の対立はメディアに限ったものではなく、どの世界にもある。学校間にも、塾間にもある。

 対抗勢力やライバルをどう評価するか。
 経験の範囲で言えば、過大評価して怯える人よりも、過小評価して心の安定を得ようとする人の方が多い。だが、この過小評価こそが「必勝」の反対、「必敗」のパターンなのだ。

 災害に対する備えだって、そこまでやるかと周到な準備をした人が生き残り、大したことはないと高をくくっていたヤツが命を落とすではないか。だから、過大評価する方がまだましで、過小評価する方が危険なのだ。

 相手の悪口を言ったり、欠点をあげつらっている連中が一番危ない。ここは声を大にして言っておきたいところだ。
 本当は心の内で脅威を感じているのに、平気を装う。この時点でもう負けパターンをひた走っているぞ。

 相手を正当に評価できないために正しい対策を立てられず、それでさんざん失敗してきた私が言っているのだから、間違いない。対抗勢力やライバルは、過大でもなく過小でもなく、正当に、冷静に、客観的に評価することだ。