午前中ランニング。この行動は、新型コロナウィルス感染症の感染拡大リスクを高める三要件(①換気の悪い密閉空間、②人が密集している、③近距離での会話や発声が行われる)に当てはまらないので特に問題はないだろう。
 コース途中、いくつかの公園があるが、いつも以上に子供たちの姿が目立った。陽気のせいもあるが、やはり一日中家に籠っているのは彼らにとって苦痛なのだろう。

 学校が休みになってから、走っている中高生を見かけることが多くなった。ジャージの背中に〇〇高校サッカー部とか○○中学校陸上競技部とか書いてある。そうだよな。自主練しないと体がなまっちゃう。ふだんなら練習休みを喜ぶところだが、さすがに長すぎる。

 新型コロナウィルス感染症対策専門家会議 が3月19日、「新型コロナウィルス感染症対策の状況分析・提言」を発表した。
 学校関係者としては、このあたりがポイントだ。
感染状況が確認されていない地域では、学校における様々な活動や、屋外でのスポーツ やスポーツ観戦、文化・芸術施設の利用などを、適切にそれらのリスクを判断した上で、 感染拡大のリスクの低い活動から実施してください」。

 政府は来週の早い段階で、大規模イベントの自粛要請や学校休校を継続するかどうかを判断するというが、専門家会議の見解を踏まえれば、地域の感染状況を見ながら休校を解除してよろしいという形になるものと思われる。

 今般の新型コロナウィルス感染症に関するマスコミ報道について、不安を煽り過ぎているのではないかとの批判がある。
 だが、報道側としては常に人々を不安定な心理状態においたほうが好都合だ。そういうときの方が、人々は情報を欲するからだ。また、ニュースというものを商品と考えれば、不安を駆り立てる情報に対する需要があるのだ。報道側は、その需要に応えて不安情報を供給しているだけだとも言える。

 不安は時に必要だ。用心深さも重要だ。
 不安情報をもとに人々が態度を変え、それによって大きな災難を回避できるかもしれない。要は、安心も不安も、行き過ぎないことだ。

 予期せぬ長期休校の後だ。いつもより慎重に新年度・新学期を迎えよう。