まだ6月半ばだが、あっという間に夏休みがやってくる。
そこで今日は、夏休み中に行われる予定の説明会、体験入学、オープンスクール(キャンパス)などについて調べてみた。
例によって埼玉県に特化したものである。
実際に調べたのは今年度の全てだが、今回は夏休み限定でレポートする。
夏休み中に一切イベントを実施しない学校は、さすがに少ない。
イベントの名称としては「説明会」が多く、「個別相談」は少ない。
が、「説明会」であっても、実際には「個別相談」を組み込んでいるケースは少なくない。
学校で行う場合、説明会から個別相談へという流れは作りやすいが、暑さの厳しい時期であるから、冷房のきいた公共施設で実施されることも多い。
そうなると、さまざまな制約があり、個別相談を組み込むのは難しい。
また、人数制限をしている関係で、午前・午後の2回制をとっている学校も多く、その点でも個別相談は組み込みにくい。
まあこれは、少し涼しくなってからで良かろう。
そのころになれば成績データも出揃うことだし。
「オープンスクール」や「オープンキャンパス」といった名称が目立つのも、この時期の特徴だ。
説明会、校内見学、部活体験、授業体験、個別相談など、さまざまなメニューを取り揃えて、各自選んで参加してもらおうというものだ。
コロナ以前は、いくら来てもらっても構わなかったが、今は人数制限をせざるを得ないようだ。
思ったより少ないのが体験入学、体験授業だ。
これもコロナ下の人数制限が影響している。
専門高校や専門学科では、これらは必須だが、在校生を動員しづらいという理由もありそうだ。
日付別に、実施校数を調べてみた。
もっとも実施校数が多かったのは7月30日(土)で、39校あった。
【実施校数の多い日ベスト5】
7月30日(土) 39校
8月20日(土) 36校
8月27日(土) 29校
8月6日(土) 19校
8月19日(金) 18校
といった具合で、夏休み中ではあっても土曜日開催が多くなるわけである。
子どもたちは夏休みだが、保護者のことを考えれば、結局土曜日開催にならざるを得ない。
さすがにお盆期間中はやらんだろう。
と思いきや、8月13日・14日に実施する学校もあるのだ。
みんながみんな帰省するわけではないから、そういう意味では穴場と言えなくもないが、ここは今の時代完全閉庁日だろう。
ひと昔前なら、大晦日や元旦に何かやれば話題がとれたが、今そんなことをやったら逆効果だ。
休むときは休む。
生徒はもちろん、先生にもしっかり休みを取らせる。
熱意は結構だが、教員の働き方改革がこれほど叫ばれている時代に年中無休は流行らない。
なんてことを言いながら、私はすでに3時間ほど残業してこのブログを書いているのである。
土曜日の明日も取材に出かける。
時代について行けない典型的昭和人間だ。
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