白岡南中学校PTA役員の皆様、保護者の皆様、有難うございました。

 最近二度ほど中学校保護者対象の講演会があるという話を書いたが、今日がその日だった。
 会場は中学校の目の前にある「はぴすしらおか」(白岡市保健福祉総合センター)。

 学校や塾の先生方は保護者会に慣れていると思うが、私は「中学生+保護者」というのはあっても「保護者だけ」は滅多にないので、どうだったかな、満足してもらえただろうか。

 講演会は目の前に聞き手がいる。話し手が一方的に喋ったのでは、いいミーティングにはならない。話し手と聞き手は互いに協力しなければいけない。いいミーティングとは、共に作り上げるものだ。
 上から目線が染みついた私には、これが結構難しいのだが、今日の保護者の皆さんは、予想通りの聞き上手で、大いに助けられた。

 この情報社会で、私だけが持っている秘密情報なんてあるはずがない。塾の先生の口癖である「実は…」なんてものは、私にはない。
 私が皆さんにお届けしたいのは、知識や情報よりも、勇気と元気と希望である

 事後のアンケートを見せてもらった。
 「目の前が明るくなりました」。
 「不安に思っていたことが減りました」
 「家庭でも情報収集ができることが分かって安心しました」
 「力んでいたところがありましたが少しリラックスしてのぞもうと思います」
 「少し気持ちが落ち着きました」
 「不安を解消することができました」
 よく分かったとか、参考になったとかいう感想の中に、こういうのがあると私としてはホッとする。

 で、このような感想を寄せて下さった皆さん。何となく体の中に力が充満してきたような気がしませんか?
 つまりね。現実を突きつけて、危機感を煽っても、人間はやる気にならないんですよ。明るい未来が想像できないと頑張れない。

 平日だから仕事を休んで来られた方も大勢いらしたでしょう。そんな皆さんに、勇気と元気と希望をお届けできたかどうか。
 今日は午後の予定が入っていなかったので、終了後は個別相談。皆さんがどんなことで悩まれているかを直接お聞きできて、私にとっても大変勉強になった。