中学生向けの文章は言葉を丁寧に選び、神経を研ぎ澄まして書かなければいかんね。
彩の国進学フェア第1日目。
開場前、運営スタッフの皆さんは忙しく立ち働いていたので、暇な私は一番乗りの来場者の取材へ。
開場予定は10時(実際には9時45分にオープン)だが、準備に当たる先生方は8時半から入場する。
その時間。すでに入場待ちの列が出来ている。
先頭に並んでいたのは、川越からやって来たという母娘。何と、6時には会場に着いたという。
何もそんなに早くから並ばなくても…
このフェアのことは何で知りましたか?
と尋ねると、取り出したのは「よみうり進学メディア」。まあ、そうでしょう。県内全中学校に配布しているから。
驚いたのはこれ。
ちゃんとマーカーで線を引きながら、読んでくれたんだ(ちょっと線引き過ぎだけど)。
有難うございます。コレ書いたの私です。
「えっ、そうなんですか」
はい。最後のページには別記事で私の写真も出ています。
その後、今日はどこの学校を回る予定ですかとか、入学後はどんな活動をしたいんですかとか、近くにいた別のお母さんも交えて、即席の進路相談。
それにしても、熱心に読んでくれる人がいるんだね。嬉しいとか言うよりも、身の引き締まる思いだ。いい加減なことは書けないぞ。
もちろんプロとしてギャラを貰って書いている以上、常に緊張感を持って書いているのだが、こういう読者の姿を目の当たりにすると、改めて書き手として姿勢を正さなければならないと感じる。
ブログ読者は大人だし、インテリだから、下品な言葉で書き殴ろうが、強烈な皮肉を込めようが、冗談をかまそうが、真意を汲み取ってくれる。中学生とは読解力のレベルが違うのだ。
中学生相手に決して気を抜いてはいかん。脱力系はブログだけにしておこう。
ということを改めて思い知らされた今朝の出来事であった。
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