16日(土)から17日(日)にかけて鳥羽市及び伊勢市に滞在しており、通常記事の配信は難しい。
 ホテルや往復の新幹線・近鉄特急の車内でという手もあるが、単独ではなくグループなので、一人執筆に専念することができない。
 なので短め。
 なお、にたようなタイトルで書いた覚えがあるので、今回は【令和5年版】としてある。
 
 神宮ってどこだよとお思いの方がいらっしゃるかもしれないので、念のため解説しておくと、単に「神宮」とだけ言った場合は、伊勢神宮のことを指す。
 伊勢神宮の正式名称は「神宮」なのである。
 数多ある神社の中で別格ということだ。
 
 神宮は、豊受大神(とようけのおおみかみ)を祀る外宮(げくう)と、天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀る内宮(ないくう)がワンセット。
 通常、外宮、内宮の順にお参りするものとされている。
 おかげ横丁などが近くにあり賑やかなのは内宮の方。

 一生に一度はお伊勢参りなどと昔は言われたものだが、私の場合、少なくとも30回はお参りしていると思う。
 この神宮を正式参拝する。
 正式参拝は、遠くからお賽銭を放り投げてパンパンというのではなく、本殿近くまで進み御垣内参拝(みかきうちさんぱい)する。
 また、その前後、神楽殿(かぐらでん)というところにあがって、神職に祝詞(のりと)を奏上していただく。
 結構、手間暇かかるのである。

 服装も本来は礼服であるべきだが、さすがにそこまではやっていられないので、スーツ又はジャケットでネクタイ着用となる。
 神宮においては、商売繁盛、学業成就などと個人的なお願いはしないものとされている。
 お願いするなら「五穀豊穣」など、国や人々全体のことが好ましい。

 神宮には式年遷宮(しきねんせんぐう)という壮大な儀式がある。
 外宮・内宮の本殿はもとより別宮なども含め、すべてが造り替えられる。
 前回の第62回式年遷宮は平成25年(2013年)に行われたが、総費用は550億だった。神宮の自己資金と寄付とで賄われる。
 次回の式年遷宮は令和15年(2033年)である。
 あと10年後、そこまで生きていられるかどうか微妙なところだ。
 いや、たぶん無理だろう。
 とりあえず自分の足で歩けるうちは参拝を続けよう。