今日は七五三。事務所が調神社(つきじんじゃ)に近いものだから、お宮参りに行き来する人を大勢見かける。
 混雑を避けようというのか、はたまた親の仕事の都合か、10月になるとちらほら、11月にぐっと増え、12月の声を聞くあたりまでと続く息の長いイベントだ。

 注連縄(しめなわ)は七五三縄と書くこともあるようだ。
 そう言えば太い縄から垂れ下がった房が、七本、五本、三本と分かれているのを見たことがある。
 注連縄は神域と外とを分つための「標(しめ)」ということらしい。

 正月に注連飾りはつきものだが、三重県伊勢地方に行くと、普通の民家が1年中玄関に飾ってあったりする。
 昔からの習わしなのだそうだ。
 伊勢に行く機会があったらぜひ注意して見てほしい。

 と、どうでもいい話で字数を稼いだ。

◆「この人、違うな」と思われている可能性
 来週末に講演を頼まれている。
 どちらかと言えば私的な集まりなので、会の名称・内容などは控えるが、私のことだから当然中身は学校広報や生徒募集がメインとなる。
 今日はそのための資料づくりに多くの時間を費やした。

 スピーカーとしての心構えは、同じ話をしないこと。
 もちろん基礎基本部分の重複は避けられないが、前にやった話は二度としない。
 資料の使い回しはしない。
 対象者、属性、地域、年齢層など考慮しつつ、毎回異なる話題を提供する。
 これが自らに課した「お約束(ルール)」。
 
 一見立派な心がけと見えるが、世の中どんどん進んでいて、ネタがあっという間に古くなるという事情もある。
 どんどん新ネタを投入せざるを得ないというのが現実だ。

 明日は某県立高校に押し掛ける。
 頼まれてはいないので、文字通りお邪魔をするわけだが、聞いてみたい講演があるのだ。
 演者が中学生相手にどんな話をするのか、どんな雰囲気、どんな口調で話すのか。
 年明けに中学生向け講演が2本控えているので勉強しておきたい。

 以前は中学校からの依頼がそこそこあったのだが、最近は広報だ、生徒募集だ、と学校サイドに立ったややマニアックな話題ばかり発信しているので、中学校側も「この人、違うな」と思っているのだろう。
 実を言うと、よみうり進学メディアとか埼玉新聞教育特集とかで、中学生向けに高校の選び方や受験勉強の仕方など書きまくっているのだが、あまり知られていないようだ。
 いや、違うな。
 知った上で「この人、違うな」と思っているのかもしれない。
 だとすれば、私は日々、見当はずれな文章を書き続けていることになる。
 こりゃまずい。
 ということで、日々中学生を相手にしている人の話を聞きに行く。