比企地区4校(小川・滑川総合・松山・松山女子)が1・2年生向けの合同説明会を開催する。
 本日までに、小川高校、滑川総合高校の学校ホームページに掲載されている。
 (本ブログ記事執筆時点において松山・松山女子は未掲載)
 
比企4県立高校合同進路説明会(中1,2年生、小6年生対象)小川高校ホームページ

1月26日(日)比企4県立高校合同進路説明会(中1,2年生、小6年生対象)滑川総合高校ホームページ

  

◆年度内1・2年生向け、10校超える
 年度内(1月~3月)に1・2年生対象説明会を予定している学校が10校を超えた。
 昨年、公立では4校(大宮・春日部・川越女子・熊谷女子)だったので、現時点ですでに3倍に達している。
 
 いま分かっている範囲でまとめてみよう。★は私立
1月11日(土)杉戸
1月25日(土)熊谷
1月26日(日)合同(小川・滑川総合・松山・松山女子)
2月 8日(土)大宮(※2日に分けて実施)
       熊谷女子
       埼玉平成★
2月14日(金)本庄東★(保護者対象)
2月15日(土)春日部
       川口北
2月19日(水)本庄東★(保護者対象)
2月22日(土)大宮 
3月 8日(土)春日部東
3月20日(木)山村国際★
3月27日(木)川越女子
3月28日(金)春日部女子

◆これまでの常識を疑ってみる
 中学生が早くから進路について考え、行動するのはいいことだ。
 高校の先生だって、高1から進路について考えさせ、高2で行動させ、高3になったら目標実現に一直線とやっているではないか。
 中学生の高校選びだって、1・2年から始めていいわけである。
 だから高校はそのための場と機会を提供する。

 以前も書いたが、3年の夏休みになって「キミの学校選びはここから始まる」(彩の国進学フェア)などと言っている場合ではないのだ。
 このイベントは3年生も来ていいが、むしろ主たる対象を1・2年生にして行ったほうがいい。

 10月1日現在で行われている第1回進路希望調査は3年1学期(夏休み前)にやってもいいくらいだ。
 7月1日現在でどうだ。
 2回目は11月15日現在に繰り上げ、結果公表は年内。
 今のスケジュールは、学校選びはノンビリ、ゆっくりでいいと言っているようなもので、だから受験生もそれに合わせる。

 直前になって併願含めた受験作戦上の変更はあるにしても、第一志望校は早めに決定して、その後はたっぷり受験勉強してもらう。
 高校入学時の学力を担保する意味でもそのほうがいい。

 高校の先生も年中休みなしで募集活動や募集イベントをやっているのは大変だろう。
 だから説明会などは早ければ10月で打ち切り、遅くても11月まで。
 それでも不安な学校は、駆け込み的なイベントを冬休み前にやればいい。
 年が明けたら、ぼちぼち次の対象に向けた活動に入り、新年度に入ったら5月、6月、7月前半までに説明会を一度は行う。

 中学校側や中学生の事情も考慮しなければならないのは当然だ。
 だが、この時期になって、「高校選びもしなきゃならない」、「受験勉強もしなければならない」と、二兎を追って苦しむよりも、1・2年のうちに下調べをしておいて、3年前半でほぼ希望校を絞り、後半は受験勉強まっしぐらというほうが精神的にも楽だろう。

 私も業界生活が長いので、ついつい所与のスケジュールを当然のこととして受け入れ、その前提に立って活動してきたが、その常識をいったん疑ってみようと思っている。