学校ホームページから赤字を追放する運動継続中。
 ポスターやチラシの類でデザイン的に使用するケースはあっても、読ませることを主たる目的とするホームページにおいては赤字を使用するべきではない。
 使うのは緊急事態が発生した時だけである。
 が、個人的な主張であるから、「いや、そうではない」とお考えの方はバンバン使われるがよい。

 最近の記事。
学校ホームページから「赤文字と黄色マーカー」を撲滅する運動、再び(2024年12月4日)
 記事では学校名を伏せて二校の例(よろしくない例)を紹介した。
 記事内容から分かる人は分かったと思うが、一校は和光国際高校で、もう一校は熊谷工業高校である。
 このうち和光国際高校は直ちに対応してくれて赤字が消えた。
 残る一校、熊谷工業高校はこのまま赤字を垂れ流すのかと思っていたが、今日確認したところ、まだ完全とは言えないが、赤字が解消していた。

 下が以前の赤字垂れ流し状態。

 下が赤字解消に向かった現在の状態。

 一部赤字が残っているが、だいぶ見やすくなった。
 色付き文字は目に負担がかかるのである。
 読みたくなくなるのである。
 
 一番上にある「『第三種電気主任技術者』試験 合格!!」などは、たしかに快挙だろうということは素人の私でも分かる。
 だが、せっかくの快挙が赤字を使ったために伝わりにくくなっている。

◆次は「!」が標的
 ついでに言えば、「!!」は不要である。
 「合格」で十分なのだが、何か物足りないというので「!」を付けてしまう。
 このほうが勢いがありそうだし、インパクトがありそう。
 そう考えてのことだろうが、感嘆符(エクスクラメーションマーク)の多用は品位を落とすのである。

 親しい者同士のメールやLINEなどでのやりとりなら、いくらでも使えばいい。
 だが、学校の公式サイトでの使用は避けるべきだ。
 ただ、インスタなどでは時と場合による。

 「!」乱発、某県立高校の例。
 【英語1年・ICT活用】2学期の英文法総まとめテスト実施!
 【令和6年度】校内体育大会予選が行われています!
 【英語1年】英単語帳Target12002学期学習範囲の総まとめテスト実施!
 もう完全に癖になっているんだろう。
 でも、どう考えても不要。

 赤字撲滅作戦の見通しがついたら、「!」撲滅に取り組もう。

◆大宮東も改善進む
 前回記事では取り上げなかったが、大宮東高校も赤字撲滅に取り組んでもらいたい学校の一つだった。
 下が赤字垂れ流し状態。

 下が修正後。
 どう見てもこっちだろう。

 大宮東・普通科は、今年度の第1回進路希望調査の結果から注目していた学校の一つだ。
 下のグラフから分かるようにここ数年、第1回調査では低倍率に喘いでいた。
 しかし今回は8年ぶりの1.20倍超え。

 ホームページの赤字だけではなく生徒募集面での赤字も解消しそうな勢いだ。