令和6年度の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果が発表された。

令和6年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果について(埼玉県教育委員会)

 調査時期は令和6年4~7月。
 調査対象は国公私立の小学5年生と中学2年生。
 調査事項は「新体力テスト」による実技に関する調査と運動習慣等に関する質問紙調査である。
 新体力テストによる実技とは次の項目である。
 1 握力
 2 上体起こし
 3 長座体前屈
 4 反復横とび
 5 持久走
 6 20mシャトルラン
 7 50m走
 8 立ち幅とび
 9 ボール投げ
 小学校では「5 持久走」以外の8項目を実施。
 中学校では「5 持久走(男子1500m、女子1000m)」か「6 20mシャトルラン」のどちらかを選択。
 「9 ボール投げ」は小学生はソフトボール、中学生はハンドボールを使用。

 結果(8項目の合計点)
         埼玉県   全国
 小学5年男子  54.33   52.53
 小学5年女子  56.43   53.92
 中学2年男子  43.52   41.86
 中学2年女子  50.51   47.37

 埼玉県はずべてで全国平均を上回っており、小5男子が全国7位、同女子が6位、中2男子が全国9位、同女子が1位だった。
 全国的にみると、中学男子で新型コロナウイルス感染拡大前の水準まで回復したものの、小学男女、中学女子では伸び悩んでいる。
 現在の小学5年は、ちょうど小学校入学時がコロナ感染拡大の年にあたっている。
 生活習慣を確立すべき時期がコロナと重なり、その影響が出ているという分析がある。
 外遊びが出来なかったからね。

 同時に運動習慣等について質問紙による調査も行われた。
 詳しい資料はこちらへ。
令和6年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(スポーツ庁)

 都道府県順位を争うことに意味はないが、埼玉県の小中学生は運動環境や運動機会にまあまあ恵まれていると言ってよさそうだ。
 ただ、全体の数値は低下または横ばいであることには注意が必要だ。

◆あなたは何点取れるか
 このブログ読者の皆さんは中高年ないしは老年であろう。
 下に新体力テストの得点表を貼っておく。
 8項目で何点取れそうか試算してみよう。
 私の場合、実際に計測した項目がないのでよく分からないが、持久走(1500m)だけは何とか比較できそうだ。
 中学生男子の得点表だと4点か5点だろう。
 他の項目でも5点を取れたとしても合計40点で全国平均に届かない計算だ。
 これが73歳の現在地。
新体力テスト得点表