SNSの世界ではよく「バズる」という言葉が使われるが、その伝で言えば、今このブログ、思いっきりバズっている。
原因はこの1週間ほどで連続投稿した「どうなる最終倍率」の記事だ。
特にバズっているのが「現状定員割れ校編」で、今日現在でPV数が5万を超えている。
明らかに検索からの流入である。
普段1日あたりPV数は1500あたりをうろうろしているが、このところ連日2万を超え、昨日は3万まで到達している。
一体誰が読んでいるのか。
学校や塾の先生方が主だとは思うが、それだけでこの数に達するとは思えない。
受験生・保護者も多いのではないか。
記事自体はいつものように先生方目線である。
公立の先生方は最終倍率が気になるだろう。
私立の先生方も併願受験者の「戻り率」に関係するので、やはり気になるだろう。
志望校について指導される塾の先生方も無視できない数字だろう。
そこで先生方向けに過去データを提示し、参考資料に使ってもらおうと思い書いたものである。
毎年1月から3月はPV数が跳ね上がることが確認できている。
この後も記事によっては検索からの大量流入があるかもしれないが、このブログはあくまでも先生方向けである。
◆明日から埼玉県内私立入試
明日22日から埼玉県内私立高校入試が始まる。
以下、私立の先生方及び塾の先生方にとって常識中の常識と言える内容でる。
ただ、公立の先生方の中には案外疎い方もいらっしゃるようなので、確認の意味で書いておこうと思う。
私立及び塾の先生方は、どうぞスルーしていただきたい。
(1)22日は解禁日
私立高校間の申し合わせにより1月22日を入試解禁日としている。
曜日に関係なく実施されるので昨年(令和5年度)は日曜日だった。
(2)都内の一部私立も実施
都内私立高校入試は2月からだが、一部都内私立はこの時期に埼玉生のための試験を実施する。
(3)試験は22日、23日に集中
試験実施日は基本早い方が有利であるため、県内ほぼ全校が22日、23日のどちらか、あるいは両日に試験を実施する。
25日までに試験を終了する学校がほとんどである。
(4)単願と併願
一部私立(早慶立)を除けば、単願と併願の二つの種別で試験が行われる。
このうち併願受験者の第一希望は基本的に公立高校である。
俗にいう確約が行われているため不合格者はきわめて少ない。
(5)試験は複数回
試験を複数回設けている学校もあるので私立校間の併願も可能である。
ただし、前述のように試験日が集中しているため実際のところ私立は1校という生徒が多い。
(6)3教科入試、マークシート方式
基本、英数国の3教科入試なので午前中で終了。
マークシート方式を採用している学校が多い。
(7)合格発表は1~3日後
早い学校だと翌日、遅くても3日後までには合格発表。
発表はインターネットがほとんどで、一部郵送と併用の学校もある。
単願受験者は即入学手続き(学費払い込み含む)となるが、公立併願者は公立合格発表まで延期することができる。
だいたい、こんなところか。
◆前々から気になっている点
毎年どこかの学校に入試風景の取材に行っているが、個人的印象としては公立入試ほどピリピリした感じはない。
と言って、受験生に緊張感が無いというわけではない。
ほとんどの受験生にとって最初の本番試験であるから当然だ。
高校生(在校生)が試験補助に当たっている学校もあるが、公立では見られない風景だ。
学校によっては一日の受験者が千人単位に及ぶことあり、人手不足になるからだろう。
主として案内係(教室やトイレの場所を案内するなど)だが、中には問題の配布や回収をお手伝いしているケースもみられる。
試験の公正を担保する意味で、この点は改善したほうがいいだろう。
試験でしばしばみられるミスに答案用紙の回収漏れというのがある。
最終的に教員が確認するシステムになっているとはいえ、ここに高校生を関わらせるのはどうなのかと個人的には前々から思っている。
問題が発生してからでは遅いので、ミスが起きそうな部分には高校生を関わらせないようにしたほうがいい。
明日は天気は良さそうだ。
交通機関の乱れもないことを祈る。
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