ごく一部で高評価をもらっている「校長は何を語ったか」シリーズである。
 普遍的、定番的な話もあるが、その時その時の話題も取り入れられており、時代を映す鏡でもある。
 何年か経つと価値が出てくるかもしれない。

 今回はレギュラー校のみ調査した。
 つまり、前回(2学期終業式講話)ホームページに掲載があった学校のみ調べた。
 学校名(校長名)のみになっているのは、たぶん一両日中に掲載があると見込まれる学校である(前回掲載があったので)。確認次第追記する。
 漏れている学校もあるかもしれないがご容赦いただきたい。
 
●上尾南(秋元俊一校長)
脱皮して一人一人が輝こう
「「モチベーション」「戦略」「環境」を意識して努力を積み重ねることで、必ず結果がついてくるでしょう。そして、結果が出なくても、その過程で努力した自分を肯定することが、自己効力感を高め、自信につながります」

●朝霞(久住 毅校長)

●浦和西(加藤 元校長)

●大宮光陵(矼(いしばし) 秀年校長)

●春日部(角坂清博校長)
【校長ブログ】令和6年度 第3学期始業式
「AIを使いこなすには、AIの誤りを判断できる力、AIよりも高い能力を持つことが必要なのです。では、AIの誤りを判断できる力とは、どのような力なのでしょうか? それは、「汎用的読解力」であると指摘しています。汎用的読解力とは、分野を問わず、また自分にとって相性が合うか、合わないかとは無関係に、与えられた文章を基本的な構造に従って読み解く力のことを言います」

●春日部工業(齋藤 潤校長)
【校長のブログ】1/8 第3学期始業式を行いました。
「皆さんが持つ知識や技術は、自分のためだけでなく、人のため、社会のため、世界や地球のために役立たたせてこそ価値があり、その役割を果たすことができます。(中略)どうか「人に寄り添える優しさと強さ」をもってください。それが本物のエンジニアであり、社会人であると思います」

●春日部東(竹本 淳校長)
校長室から⑫(第3学期始業式)
「既にAIが全ての世代の暮らしに溶け込み始め、AIによって私達の暮らしを支える存在になり、経済成長、医療の進歩などが期待される一方、従来の仕事が失われたり、軍事へ悪用されたり、負の影響もあるとのことです。(中略)AIは手段であって目的ではないということも理解しておく必要もあります。それを理解した上で活用することが求められます」

●川口(上原一孝校長)
【校長ブログ】富士も秩父も高く正し ~3学期始業式~
「何事も「出来ない理由」を探すのではなく、できるための知恵を見出してほしい。生徒の皆さんが生きるこれからの時代は、激動の時代を迎えており、多くの困難に立ち向かう必要があります。こんな時代こそ、今から200年前の上杉鷹山の「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」は私たちに勇気を与えてくれる言葉です」

●川口北(高松健雄校長)
令和6年度1月全校集会 校長講話
「特に授業については「総合的な探究の時間」などの際には何度も聞いていると思いますが受け身ではない、自ら学ぶ姿勢を身につけ、「主体的で対話的な深い学び」を実現できる「自立した学習者」になってください。少なくとも「先生に教えてもらうまで待っている」とか「自分自身では考えない」とか、自ら学ばないような学習者になってはいけません」
●川口東(井上一也校長)
2025年 3学期がスタートしました
「人生に必要なものは、感謝と思いやりだと思います。私自身、いろいろなところで「感謝」について触れさせてもらっていますし、夢・目標をかなえるためには必要なことだと強く感じています。誰にでもできる簡単なことを、感謝してそしてやり続ける。それが夢をかなえる、実現する方法なのではないかと思います」

●川越女子(西野 博校長)

●川越南(石川良夫校長)
校長日誌 3学期始業式
「AIやIoTなどの急速な技術の進展により社会が激しく変化し、多様な課題が⽣じている今⽇においては、これまでの⽂系・理系といった枠にとらわれず、各教科等の学びを基盤としつつ、様々な情報を活⽤しながらそれを統合し、課題の発⾒・解決や社会的な価値の創造に結びつけていく資質・能⼒の育成が求められています」

●熊谷(加藤哲也校長)
令和6年度3学期始業式
「皆さんもよく知るスティーブ・ジョブズが、かつて、スタンフォード大学の卒業式の式辞で、「最も重要なのは、あなたの心と直感に従う勇気です。」と語っています。「心と直感に従うことです。」ではなく、「心と直感に従う勇気です。」と言ったジョブズの真意、まさに、勇気を持つことこそ、今、横並びから脱すべき私たちが、肝に銘じなければならないことではないでしょうか」
●熊谷女子(栗藤義明校長)
始業式(心を強く持って、粘り強く最後まで頑張ること)
「人生にはいろいろなことがあります。強い心を持って挫けず、弱音を吐かずに遮二無二頑張ることが必要な場面もあるのです。(中略)古くから「1年の計は元旦にあり」と言います。多くの人が、新たな年を迎えて、その年の目標を立てています。皆さんも、「今年こそは」と目標を新たにしているはずです。ぜひ「強い心を持って」頑張って欲しいと思います」

●越谷総合技術(野口剛志校長)
第3学期始業式挙行
「3年生は、卒業まで残り数か月となりました。そして、高校において自分が立てた目標などに、どのくらい到達できたかを検証できる時期となりました。達成できた人は、これまで努力しながらちゃんと学んできた結果だと思います。またちょっと至らなかった人、なぜそうなったか原因を突きつめ今後改善することで、いくらでも巻き返しできます。卒業後の人生の方が長いです」

●庄和(水石明彦校長)
【校長講話】三学期始業式
「社会では第一段階の「便利な人」、第二段階の「必要な人」、第三段階の「特色ある人」とステップアップしていくと小林一三は考えていたようで、まずは第二段階の「必要な人」になることが重要だと説いたわけです。ここで言う「便利な人」とは、常識的で誠実に仕事をする人のことで、こういう人がいてこそ会社はまわっていくのだが、良く言えば真面目でも、悪く言えば平凡な人である。それに対して「必要な人」とは、自分の持つスキルや知識を周囲の人たちに役立ててもらえる人で、その分野のことならこの人に聞けばわかると言われるような人である。まずは、そのような人になりなさいとアドバイスしたわけです」

●杉戸(松本剛明校長)
★動画あり★【校長日誌】第3学期始業式
「まずは徹底して基礎・基本を身につけることがとにかく大事で、何事もそこから始まるということが第一です。(中略)しかし、基礎・基本が身についただけでは不十分で、それらを活用したり応用したりして、自分自身の力として、いわば武器として使えるようにならなければ、真の意味で基礎・基本が身についたとは言えないということが次に挙げられます。(中略)獲得した知識や技術をこのように真に自分のものとする、いわば血肉化することは非常に重要です。こうした血肉化の段階を経て、ようやく独自性というか、自己、心理学や社会学で言われているところのアイデンティティ、そういうものを築くことができるわけです。一足飛びに自分らしさだけを求めても、砂上の楼閣にすぎません」

●草加東(佐藤智明校長)
全力を出すとは(3学期始業式校長講話)
「「全力を出し切る」ことにはどんな意味があるのでしょうか。今日は、このことについて話をします。(中略)ほんのわずかですから自分では気づきにくく、本当に成長しているのか心配になる人もいますが、その積み重ねを続けることが成長、進歩というものです。全力を出し切るというのは、皆さんが成長するためになくてはならないことなのです。お金と違って人間の力は使い切らないと増えていきません。出し惜しみをせずに思いっきり使い切ってください」

●草加南(谷ヶ﨑 覚校長)
3学期のスタートです
「、真に新しい概念や価値観を生み出す「創造」は、人間の独創的な思考と感性、そして経験に基づいた判断が必要とされるため、今のAIには難しいと言われています。つまり、われわれ人間だからできることは、自分の目で見て、自分の頭で考え、自分から行動し、何かを生み出していくということです。そのためには「自主性」ということがとても重要になってくるということなんだと思います」

●秩父農工科学(服部 修校長)
令和6年度第3学期始業式 校長講話
「AIやデジタル技術の進化は、今回の万博を機にさらに加速すると思います(いや、加速させなければなりません)。こうした変化の中で最も大切にしなければならないことは、テクノロジーと人間の調和です。AIの強みと人間の知性を融合させ、お互いの弱点を補い合うような仕事ができれば、効率化は飛躍的に進みます。AI技術は新たな価値創造のツールとしても注目を集めています。変化を恐れず、むしろそれらを力に変え、さらなる成長に繋げていきましょう」

●常盤(鴨志田新一校長)

●所沢(内田正俊校長)
【3学期始業式あいさつ】「共通通貨」を求めよ
「「論理」が普遍的なものでない以上、論理を組み立てる力、論理的に考える力もまた普遍的ではないことになります。筋道が通っているように見えても、「自分に都合のよいロジックを組んでいないか?」「事実と意見、目的と手段などを区別して考えているか?」など、前提そのものを疑い、本質を吟味する必要があります。総合的な探究の時間発表会などを見ると、所高生の強みは正解のないことをおもしろいと思える「沸点の低さ」「フットワークの軽さ」「協力を引きつけるフックの力」とプッシュ力にあると考えます。「共通通貨を求めよ」という入試も含め、風は所高生に吹いています」

●新座総合技術(佐久間 博正校長)
第3学期がスタート!
「言うまでもないことですが、完璧な人間はいません。どんなに優れた人間でも「どこか抜けたところ」・欠点があるはずです。ですから、必ずしも欠点を修正して、完璧を目指すことよりも、「抜けたところ」があるのを肯定し、それを何かに活かすことの方が有意義なのかもしれません。(中略)自分の欠点を自身の個性や魅力に高められるよう工夫しましょう。社会に出たときに、そのような努力がきっと役に立つことでしょう」

●新座柳瀬(伊藤孝人校長)
令和6年度3学期始業式
「「人間は社会的動物である」と言われることがありますが、私は、人間は社会でお互いに支え合い、助け合いながら存在しているというふうに理解しています。他人と協働していくには、相手を尊重する気持ちや態度が大切です。その第一歩が「あいさつ」だと思います。新年を迎え、多くの方々が「新年のあいさつ」をしてくださいました。新年に当たり、生徒の皆さんも、ぜひ、この「あいさつ」をとおして、相手を尊重する気持ちや態度を大切にしていただきたいと思います」

●羽生実業(韮塚光信校長)

●羽生第一(相模幸之校長)
第3学期始業式
「、学ぶ意欲を持ち続けるか否かは、大人になった時の在り方生き方や仕事に対する意識に大きな影響を与えているのではないかと思われます。皆さんは大人になった時「どんな自分でありたいか?」を、この新年を機にちょっと考えてほしいなと思います。私は、何度も申し上げているとおり、皆さんには「生涯を通して学ぼうとする心と姿勢」を持ち続けてほしいと願っています」

●松山女子(黒田勇輝校長)
令和6年度 第3学期始業式 校長講話
「社会で凛として輝くために、松女生のうちに身に付けておくべきスキルを紹介しましょう。社会に出ますと、自分の好き嫌いに関係なく、多様な他者(様々な特徴を持つ人たち)と仕事をすることになります。そのような多様な他者とうまく関係を築きながらやっていく上で経験が重要なのですが、そこで大事な2つのスキルがあります。1つ目は、分からないときに、人に「教えて」と頼む「人に力を借りるスキル」。2つ目は、困っている人を放っておかずに声をかける「人に力を貸すスキル」」

●三郷工業技術(高橋正行校長)
3学期始業式
「サステナブル・テクノロジーとは、環境・社会・経済的要因を考慮して、作成または適用される技術のことです。環境に優しい製品やサービスを生み出したり、社会的な課題解決に貢献したりするなど、持続可能な世界を作るために活用されるテクノロジーです。皆さんには、このサステナブル・テクノロジーの学びから創造性を豊かにし、新しい価値を生み出し、課題の解決できる人材になって社会へと羽ばたいてほしいです。三郷工業技術高校は、学校の教育活動全体をとおして、サステナブル・テクノロジーを推進していくことを誓い、年頭の挨拶といたします」

●妻沼(有賀弘一校長)

●八潮南(福島 聡校長)
令和6年度 第3学期始業式講話
「1秒の奇跡で箱根駅伝に出場した順天堂大学。目標としていたシード権までわずか7秒届かず、目標は達成できませんでした。(中略)その後の取材で「目標を達成できなくて悔しい。でも僕も全力でやったので、謝るのは違うと思うし、謝って楽になろうとは思っていない」と答えました。この言葉には、来年の箱根駅伝でのシード権獲得を目標に、改めて過酷な練習に取り組む決意が込められていると私は感じました。努力は必ずしも報われるわけではありません。大切なのは、全力で取り組むことと、決してあきらめないことではないでしょうか」

●寄居城北(新井康之校長)

●和光国際(堀 尚人校長)
3学期が始まりました
「とかく、失敗したらどうしょうとか、自信がないから始められないとか、思いがちです。しかし、成功するためには、失敗を恐れずにリスクをとることも必要不可欠です。そこから得られる教訓や経験は皆さんを強くし、成長させます。また、自分を信じ、挑戦することで、新たな可能性や才能を発見することができるかもしれません」

●蕨(山本康義校長)

●浦和南(相坂賢将校長)
令和6年度 第3学期始業式校長講話
「2025年のスタートに、皆さんに伝えたいことは、1つ目、歴史をリスペクトする。2つ目、歴史を作る先駆者となる。(ぜひチャレンジを惜しまず。)3つ目、夢を実現させるために努力を惜しまず、行動を続けること。(中略)AIを代表するコンピュータの発展は、人間の職業に大きな変化を与えています。変化の大きな時代であるからこそ、生き抜くための力を身に付けてください」