本日は主に公立高校の先生方向け。
 明日、私立高校入試解禁日である。
 埼玉県内ではほとんどの私立高校が何らかの試験を実施する。

 明日試験がないのは、浦和ルーテル学院・慶応志木・淑徳与野・東邦音大東邦第二・早大本庄。
 慶応志木・早大本庄は1月に推薦入試もあるが、メインは2月の一般入試である。
 小中校一貫の浦和ルーテル学院の高校募集は僅かである。
 淑徳与野は1月23日に第1回を実施する。

◆明日、受験者数が多いのは
 公立では、最大規模の伊奈学園でも受験者は1000人を超えない。
 500人を超えれば大規模入試と言っていい。
 だが、私立では一日の受験者1000人超えは当たり前にある。
 先般、県学事課が発表した入試応募状況(1月14日現在)から、明日の出願者が多い学校をピックアップしてみよう。

●浦和実業 2368人(単願 併願第1回)
●浦和学院 2330人(推薦 単願・併願)
●花咲徳栄 2082人(第1回)
●栄東   1493人(単願 第1回併願)
●埼玉栄  1422人(単願 併願Ⅰ)
●川越東  1249人(単願 併願Ⅰ)
●山村学園 1177人(単願 併願)
●国際学院 1174人(単願 併願第1回)
●本庄東  1161人(単願 併願第1回)
●西武文理 1133人(第1回単願・併願)
●埼玉平成 1127人(推薦Ⅰ・Ⅱ)
●正智深谷 1117人(単願 併願第1回)
●春日部共栄1111人(第1回単願・併願)
●栄北   1028人(第1回単願・併願)

 1000人超えだけでもこれだけある。
 あくまでも第1日目となる明日の話で、翌23日の方が多い学校もある。
 たとえば大宮開成は22日は単願中心で162人だが23日の第1回併願は1184人である。
 また、武南は22日は単願で283人だが23日は併願で1152人である。

 一日で500人越えはいくらでもあるので割愛する。

◆誘導・案内に生徒も協力
 公立受験者は約130校で約4万人。
 これが私立40数校に分散するのだからこれくらいの規模になる。

 基本3科目で午前中終了。
 マークシート方式で採点の手間はそれほどかからないが、発表は早ければ翌日、あるいは翌々日。
 受験者の大部分がいわゆる確約済み。
 と、公立入試とはまったく異なる仕組みとなっているが、それにしても試験当日集合から解散までのオペレーションはさぞ大変だろう。

 教職員だけでは回らないので高校生が誘導や案内、監督補助などに動員されているケースも少なくない。

◆明日は現場取材
 間接的ではあるが入試に関係する仕事をしている以上、受験生と同じ日に、同じ場所で、同じ空気を吸うことも大事だろうと思い、毎年どこかの学校に取材に出かけている。