ホットワードだね。桜を見る会にまつわる安倍首相の珍答弁「募ってはいないが、募集している」。
 一体どっちやねん。
 まあしかし、テレビで芸能人・タレントが大騒ぎするのは、それだけレベルの低い話という証しなのである。

 さて。
 不安が募る、の話である。
 もちろん受験生の不安ということだ。

 余程実力があれば別だが、勝負の前に不安がよぎるのは誰しも同じこと。
 完全に逃れ切るのは不可能と思ったほうがいいが、そのために飯ものどを通らないとか、夜も寝られないということになっては困るので、不安を和らげる術を知っておくのもいいだろう。

 新しいことには手を出さない
 参考書でも問題集でも、今まで見たこともない、やったこともないものは、一切見ない、やらない。理由は簡単。新たな不安を抱えることになるから。
 不安を和らげようとしているのに、新たな不安をしょい込んでどうするのよ。気がつかない方が幸せってこともあるんだよ。

 やるなら、以前にやったことがある問題集や以前に受けた模擬試験。
 相変わらず解けない問題もあるかもしれないが、中に、今やったらできるようになっている問題があるはずだ。「おお、一応伸びてるじゃないか」と実感できれば、多少は不安を和らげられる。
 
 得意なことだけやる
 苦手なことばかりやるから不安が募るんだ。受験にあきらめるとか捨てるはないから、あくまでも作戦・戦術として、である。
 精神論ではなく、あともう1点取るためには、得意をやったほうがいいか、苦手をやったほうがいいかという合理的な判断が求められるのだ
 得意は攻めつくして、あとは苦手しかないとか、克服までもう一歩というなら、苦手を攻めることが合理的判断となるが、一般的には得意を攻めたほうが、あと1点はとりやすい。

 読者の皆さんの中には、受験生の保護者の方もいらっしゃるようなので、最近はちょっとそのあたりも意識した記事を書いている。受験のプロである塾の先生方には、今さら感のある話が続いて申し訳ない。