7月22日(木)、「2021オンライン彩の国進学フェア」が開催される。
 参加校は約50校。
 視聴者は?
 分からない。
 
 私に与えられた仕事。
 1 オープニング・開会宣言
  (10時ちょっと前)
 2 受験生の疑問に答えるQ&A
  (13時から13時20分)

◆開会宣言(案)
 「2021オンライン彩の国進学フェア」をご視聴いただき有難うございます。
 これから約50校のプレゼンテーションをお送りします。
 本日のフェアは、例年、さいたまスーパーアリーナで開催されている「彩の国進学フェア」のオンライン版です。
 「彩の国進学フェア」は約6万人が来場する全国最大級のフェアです。
 今回オンライン開催となったのはコロナの影響もありますが、さいたまスーパーアリーナが東京オリンピック・バスケットボール会場となり使用できないこともあります。
 オンラインならではの企画も用意しています。
 本日のフェアが皆さんの学校選びにお役に立てば幸いです。

 まあ、こんなところか。

◆次に来るのは複合型イベント
 ところで、今日のお題は、このようなオンライン説明会が、来年以降は姿を消すのかどうかである。
 現状、会場型・対面型が実施できないため、その代替としてオンライン開催がある。
 だが、さすがに来年の夏も今と同じような状況であるとは考えにくい。
 そうなれば、会場型・対面型が復活し、オンライン開催の必要はなくなる。
 と、これがまあ普通の予想。

 が、私の予想はちょっと違う。
 次に来るのは、リアルとオンラインの複合型イベントだろう。

 事情はともあれ、一度中断したものが元に戻る場合、完全な元通りということはあり得ない。
 発信側(学校)も受信側(受験生・保護者)も、オンラインに習熟してきた。
 環境も整ってきた。
 だから、平成スタイルに戻ることはない。
 元に戻るとしても進化した形で戻る。

 従来の会場型・対面型フェアの最大の欠点は、待ち時間が異常に長いことだ。
 たった10分か15分の面談のために、一体何十分待たせてるのよ。
 よくみんな我慢してるよ。
 こんなのはオンライン併用すれば簡単に解決できる。

 PCもタブレットも使ったことありません、持ってません。
 そういう生徒がいなくなった。
 コロナのせいで、思いのほか早く、そういう時代がやってきた。
 この一点を考えただけで、完全に元に戻りっこないことが分かる。

 大規模な集合型イベントだけじゃなく、各校の個別の説明会や相談会も完全な形では元には戻らない。
 まさか、コロナが去ったら、昔のように予約なし、人数制限なしでやろうなんて思っていないだろうな。
 しつこく言うが、元に戻すことは、進化しないということであり、イコール時代遅れってことになるんだ。

 オンラインは今年で終わりではなく、ますます盛んになる。