埼玉県に3度目の緊急事態宣言発令。期間は8月2日(月)から8月31日(火)まで。
 学校は夏休み中だが、部活以外は関係なさそうだが、8月第4週から2学期が始まる地域もあり、多少の影響は避けられない。

 教育関係の対応は次のとおり。
 
 3度目ともなるとネタも尽きたか、「子供たちが感染防止リーダー」などと訳の分からん言葉をひねり出した。
 苦し紛れだとは思うが、子供たちにさんざん不自由を強いておいて、君らが感染防止のリーダーシップを取ろうはないだろう。
 大人がやれよ。

 昨日は横浜市内の私立高校に取材に行ったが、生徒たちは言っていた。
 「私たち(2年生)、高校に入って何も行事を経験してないんです」。
 勉強の方はまあ支障なく行われているようだが、楽しみにしていた行事は中止・延期・縮小の連続で、何かを思いっきりやったという実感がない。
 去年4月に入学した生徒は、こんな状態で、高校生活のほぼ半分を終えてしまった。

 そんな彼らに向かって、今後は「君たちがリーダーとなって家庭内での感染防止対策を推進しよう」って、よく言うぜ。
 子供たちは先生の言いつけ守って、よくやってるよ。

 何度緊急事態宣言出しても、言ってることは毎回同じで、具体策はない。
 「皆さん、気持ちが緩んでますよ。引き締めましょう」
 言っているのはこれだけ。

 周期的に波がやって来るようだから、この調子だと年内にもう一波、二波ありそうだ。
 その都度、緊急事態宣言やまん延防止措置を出して、気持ちの引き締めを図る。
 政治家や役人のスタンドプレーにしか見えない、この無意味な繰り返しはどこかで断ち切らなくてはならない。