昨日に続き、埼玉県公私立高校の大学合格者数に関する話題である。

 本日は国公立の中でも難関と目される旧帝国大学(7大学)と東京工業大学・一橋大学に関する集計だ。
 読者の方は専門家が多いので、いちいち解説はしないが、今日「旧帝大」と称されるのは、1886年(明治19)の帝国大学令により設立された大学群である。
 設立順だけ紹介しておく。
 1886(明治19)東京帝国大学(東大)
 1897(明治30)京都帝国大学(京大)
 1907(明治40)東北帝国大学(東北大)
 1911(明治44)九州帝国大学(九大)
 1918(大正7) 北海道帝国大学(北大)
 1931(昭和6) 大阪帝国大学(阪大)
 1939(昭和14)名古屋帝国大学(名大)

 学部は、ほぼ共通してあるのが理・工・医・歯・薬・農・法・経・文・教といったところ。
 お洒落なカタカナ学部はない。
 なお、一橋大学と東京工業大学は、大学としてのスタートは1920年代である。

 難易度については、東大・京大が難しいのは分かるが、それ以外は専門外なのでよく分からない。
 学部によっても異なるだろう。

 都内にある東大・東工大・一橋は、埼玉県生にとって自宅からの通学圏だが、それ以外は新幹線や飛行機を使っても通いきれないので親元を離れての単身赴任?となるだろう。昔の言い方なら下宿。
 まあ、首都圏にはたくさん国公立があるし、早慶はじめ有名私大もあるわけだから、何もそんな遠くまで行かなくてもという考え方もある。このあたり、本人や保護者の考え方、学校の指導方針はさまざまである。

 では、「7プラス2」に合格者の多い埼玉県内の高校を見てみよう。
 

 一応、2人以上または2大学以上で線引きした。
 公立が16校、私立が17校で、全部で33校あった。公私ほぼ同数だが、学校数の差を考えれば私立優勢である。
 ただし、上位は県立伝統校が独占する。
 中でも群を抜くのが浦和で、2位の大宮とはダブルスコアである。
 一番多いのが東大の46人というあたりが、トップ校の面目躍如といったところか。
 
 なお、最初に言い忘れたが、今回の数字は現役と浪人を合わせた合格件数である。

 「7+2」全制覇は浦和、川越と栄東である。

 春日部は東工大が欠けている。川越と春日部は拮抗しているが、東工大と一橋で川越が大きくリード、東北大では逆に春日部が大きく上回っている。

 浦和一女と市立浦和は九州大が欠けている。やはり福岡は遠すぎるか。

 私立で栄東、開智が上位に来るのは想定内だが、次に来るのが川越東というのが、同校には失礼だが、やや予想外だった。川越東は県立男子校の併願校というポジションを生かし急成長を遂げている。
 開智未来は一桁だが、生徒数が公立上位校の半分だから、その点を考慮して見たほうがいい。

 熊谷が北大3人のみというのは、昔を知る者としては寂しいかぎりだ。
 たった1人の差だが、川口市立が川口北の上を行っている点に注目だ。

 その他、だいたい予想どおりの顔ぶれが並んでいるが、本庄第一・埼玉栄・聖望学園・花咲徳栄など部活で鳴らした学校も登場し始めているから、公立の2番手・3番手校もうかうかできない。

 最後に1人のみの学校を列挙しておこう。
 城北埼玉(北大)、武南(北大)、西武台(東工大)、秩父(北大)、星野(名大)、独協埼玉(北大)、川口北(名大)、秀明(東北大)、川越南(東北大)、朝霞西(東大)、豊岡(一橋)、慶応志木(東大)。
 
 本日はここまで。