久しぶりの高校野球ネタだ。このブログには「高校野球」というカテゴリーを設けてあるので、定期的に記事を書くのである。
今日、埼玉県秋季高等学校野球大会の決勝戦が行われた。
浦和学院が勝てば5年ぶり、花咲徳栄が勝てば2年ぶりの優勝となるが、結果は10対2で浦和学院の勝利。
試合の詳細はコチラ。
埼玉県高等学校野球連盟ホームページ
後からなら何とでも言えるので、遠慮なく言うが、私はこの試合、浦和学院有利と見ていた。
まずは過去の対戦成績から。
秋の決勝対決は過去8回あったが、浦和学院が7勝1敗と圧倒している。
この大会は秋季関東大会の代表を決めるもので、両校はすでに出場権を得ている。
そして、重要なのは関東大会でベスト4に入れるかどうか。選抜出場はそこにかかっている。だから、優勝できればいいが、準優勝でもいい。
たぶん、両校ともエースは休ませ2番手投手で来るだろう。そうなると、浦和学院の方が今のところ層が厚いようだから有利。それと、新監督になったばかりで、「監督が代わったらダメだった」と言われたくないので、勝負へのこだわりは浦和学院の方がやや上。
ということで浦和学院優勢と見たが、ここまでの大差になるとは予想外だった。
全然関係ない話だが、花咲徳栄のメンバーには、山田・藤田・前田・増田・上田がいて、控えにも柴田・武田・木田・菊田がいるんだよ。よくこれだけ「田」が集まった。それに4番前田空と5番増田空は学年は違うが、漢字でも平仮名でも1字違いだし。
前述したように両校は10月30日から茨城県で行われる関東大会に出場する。浦和学院が18回目、花咲徳栄が14回目。
昨年は昌平と細田学園という新勢力が出場したが結果はいま一つだった。今回は名前負けしない両校なので、そういう点では期待が大きい。
ベスト4には聖望学園と上尾が残った。久しぶりだ。
公立では大宮東が準々決勝まで残った。準々決勝に残った8校中5校が甲子園出場経験校ということで、近年力をつけてきている新勢力に待ったをかけた形だ。
県大会初出場の浦和麗明は健闘し、ベスト8に残った。
春日部共栄は3回戦で聖望学園に敗れた。
優勝候補の一角だった昌平は2回戦で浦和実業に屈した。
昨年秋の準優勝校・細田学園は地区大会で開智に敗れ、県大会に駒を進められなかった。(開智やるな)
残念だったのは部関係者にコロナ感染が出て3回戦を棄権した狭山清陵。相手は浦和学院だったので、勝つのは難しかったと思うが、強豪相手の戦いはいい経験になるから惜しいことをした。
秋の大会は、まだまだ序盤戦だ。
7月に夏の大会が終わり、8月から新チームに切り替わってまだ2か月。
本格的チーム作りはこれからだ。
故障者を出さず、順調に仕上がって、ハイレベルな戦いを勝ち抜いて、また埼玉県勢が全国で活躍してくれると嬉しい。
秋の大会もテレビ埼玉で放送してくれないかという要望もあるようだが、 レギュラー番組を押しのけて、試合が何時間かかるか分からない野球中継をするのはなかなか難しい。人々の関心も夏ほどではないから、視聴率もあまり期待できない。ということはスポンサーも付きにくい。まあ、当分無理だろう。
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