年が明け、いよいよ入試シーズン到来。
 ということで本日は、主に埼玉県公立高校の先生に向けて情報発信しておこう。

 私立高校の先生は、常に公立入試を念頭に置きながら、また近隣都県の動向にも目を光らせながら、作戦計画を立てている。
 塾の先生も然り。
 ところが、公立高校の先生ときたら、自分たちのことだけ考えて行動している人が多すぎる。
 考え方が平成の初めころのままで、その後情報がアップデートできていないんじゃないかとさえ思う。

 昨年度、このブログで、1月22日に学校説明会をぶつけてくる公立は一体何を考えているんだという主旨の記事を何回か書いた。
 で、その後、真意を質そうと何校かでその点を尋ねたところ、「知らなかった」という答えが何と多いことか。

 私立や塾の先生方。これが公立の実態ですよ。
 埼玉県内私立及び都内私立の一部は、1月22日に入試をやることになっているのだ。
 私がこの業界に身を置くことになったのは約20年前だが、その頃から変わっていない。
 なのに「知らなかった」。
 それで、よく募集やってるな。
 今や、入試シーンのど真ん中に公立がいる時代じゃないんだよ。

 たしかにその昔は公立が入試シーンにおける圧倒的ビッグプレーヤーであって、ほとんどの私立は脇役ないし端役であった。
 だが、今は中学校段階で私立中高一貫を目指す子もいれば、高校でも私立を第一希望と考える子が増えてきた。
 全日制高校希望者の7割近くは相変わらず公立を受けることを考えれば、入試シーンにおける主役の座にあるのは事実だが、かつてのような絶対的な存在ではない。
 そのことを自覚しないと。

 さて、その上で情報をお知らせしておくと、受験生はすでに本番の戦いに入っている。
 関東地方ではトップを切って栃木県私立の入試が始まった。

 埼玉県は群馬・栃木・茨城・千葉・東京の各都県と隣接している。
 (長野・山梨とも接しているが山岳地帯なので除く)
 このうち群馬・栃木・茨城の北関東の私立入試が早く、次いで千葉。その後埼玉・東京という順になる。

 受験生は、公立に関しては埼玉県内のみが戦いの場だが、私立に関しては首都圏及び北関東をまたにかけて戦っているのだ。
 公立の先生は、そういう受験生側の事情を少しでも考えたことがあるか。
 もちろん、分かった上で作戦計画を立てている人が大部分なのは知っている。
 でも、「どうも参加者少ないと思ったら、私立入試と重なっていたんですね」と笑っている人がいるようじゃね。
 情けないよ。
 と言うか、全然受験生に寄り添ってないね。
 
 志願者を増やそうと最後まで粘って説明会や相談会を実施するのは良い。
 そこまでやるんだったら、来てくれた受験生の事情にも想像力を働かせよう。
 昨日私立入試だった子も、明日私立入試をを控えた子もいるかもしれない。
 
 公立入試本番はまだ少し先の話だが、多くの受験生はすでに本番モードに入っている。
 そう考えれば、受験生のかける言葉も少しは変わって来るはずだ。

【追伸】
 ついでだが、埼玉県内私立中学校入試が1月10日から始まる。首都圏でもっとも早い日程であるため、学校によっては東京や神奈川からも受験生が押し掛ける。
 本番慣れするため、実力チェックのための模試代わりなど、いろいろな目的があるようだ。
 首都圏最大規模と言われる栄東中学校の場合、初日の10日だけで4000人超、トータルで約1万人の受験生が殺到する。
 1万人だよ。
 昨年の公立入試受験者の合計が約4万人だから、そのスケールの大きさが分かろうというものだ。
 当然、栄東だけではキャパ不足なので埼玉栄・栄北など系列校も会場となるし、系列校の先生も応援に出る。
 そういう大イベントがいよいよ6日後に迫っていることも、一応お伝えしておこう。