昨日の記事で、公立で学校説明会情報を更新している学校なんてないだろうと書いた。
 が、申し訳ない。
 手回しの良い学校もあった。

 年間行事予定はすでに決まっているはずなので、あとはHPにアップするかどうかだ。

◆県内私立入試は1月22日解禁である 
 何度も言っているが、公立は年明け1月の説明会については、私立入試日程を考慮したほうがいい。
 例年1月22日が県内私立高校(都内の一部私立も)の入試解禁日である。
 そして試験日は22日、23日、24日に集中する(特に22・23日)。
 したがって、ほとんどの受験生はこの3日間のいずれかが本番入試なのである。

 仮に令和5年1月21日(土)に説明会を設定したとすると、本番前日か前々日になる。
 公立第一志望であっても、私立を併願している受験生が多いのだから、ここは避けてほしい日程だ。
 ただし、公立しか受けない生徒もいるわけで、その層を狙っているなら構わない。

◆今年度の説明会日程をHP上で公開している公立高校
上尾
今春はまさかの低倍率だった。巻き返しに期待。

浦和一女
上位校には珍しく6月に第1回目を開催。

いずみ
第6回が1月21日となっているが、どうなのか。

伊奈学園
申し込みにはGoogle アカウントが必要。校長名は早く変えたほうがいい。

浦和工業
5月6日(土)学校公開とあるが、日付と曜日が一致していない。

春日部
説明会は4回と少ないが、事前申し込み不要の土曜公開授業がある。

川越工業
今春は工業高校の中で唯一欠員募集が必要なかった学校。

川越女子
説明会3回。浦和一女の8回(説明会5回+ミニ説明会3回)と比べ物足りない。

草加
第5回1月21日というのが気になるところだ。

草加西
第1回が10月22日というのはスタートが遅いような気がする。第4回1月21日も気になる。

草加南
外国語科の募集が課題だ。

所沢商業
情報処理科以外は大苦戦。募集活動の時期をもう少し早めるのも一つの手だ。

蓮田松韻
とりあえずトップページに貼り付けている。今の時期はこれでもいいだろう。

三郷工業技術
情報が見つけづらかった。校長名は早く変えておいたほうがいい。

三郷
トップページ左サイドにあったが見落としたので一旦アップ後に追加。校長名は未更新。

 以上、数は少ないが(全体の1割)、すでにHP上に公開している学校があった。

◆説明会、回数増やしたほうがいいが
 募集に課題をかかえた学校、早い話が定員に満たない学校は、説明会回数を増やしたほうがいい。
 
 だが、教員の働き方改革が叫ばれる中、土日祝日勤務を伴う説明会を、これ以上増やすのは難しい。
 1回に多くを集められればいいが、これもコロナ下においては限界がある。

 午前の部、午後の部といった形で、1日に2~3回実施する方法は、すでに採用している学校も多い。
 また、ネットによる同時配信やオンデマンド配信なども試みられている。

 量(回数)が増やせないなら、質(内容)でカバーするしかない。
 それにより、志願率を高めればいいのだ。

 私は情報誌やネットを通じて、「行ってみなければ分からないことがある」、だから「説明会や相談会に積極的に参加しよう」、と情報誌やネットを通じてアピールしている立場である。
 各校ご担当の皆さんには、対面式ならではの内容・形式となるよう、さらなる工夫をお願いしたい。