以下述べることは、にわか勉強によるものである。

 学校のWEBサイトを見ていると、いろいろなことが気になるのだが、そのうちの一つが写真の使い方である。
 写真と文章が合っていない。
 ただ意味もなくベタベタと貼り付けるだけ。
 一体この写真で何を伝えたいのか。
 そう思うことがしばしばだ。

 という話をすると、「そういうお前はどうなんだ」と叱られそうだが、それを覚悟で言っている。

 これまでも繰り返し述べているが、記事が読まれるかどうかは圧倒的に見出し(タイトル)にかかっている。
 読者が特定の情報を収集することが目的でサイトを訪問してきた場合であれば、どんな見出しでも探し出してくれるだろう。
 しかし、そうでなければ、読むか読まないかは見出しで決める。
 だから、見出し(タイトル)は記事の中身と同じか、それ以上に重要なのだ。

 さて、首尾よく記事に誘導できた。
 ここから先は、記事の性格により、文字が中心となるか、表やグラフが必要かなど分かれてくるが、ここでは主に、学校行事やイベント、部活動関係の記事などを想定してみよう。
 その場合は、文字だけでなく写真(静止画)や映像(動画)が欲しいということになってくる。
 実際、皆さんそのようにされている。
 なぜなら、文字のみによる場合よりも、写真や映像を加えたほうが、圧倒的に多くの情報を伝えられることを知っているからだ。
 また、文字ではうまく伝えられなくても、写真や映像ならうまく伝えられることがある。
 景色の素晴らしさや、料理の旨さを文字だけで伝えてみろと言われてもなかなか難しい。

 「3Vの法則(7-38-55のルール)」と言われるものがある。
 言語情報(Verbal)・聴覚情報(Vocal)・視覚情報(Visual)が一致していない時に、どの情報が優先されるか、また、どの情報が相手の印象に影響を与えるか示したものである。
 詳しく知りたい方は、「メラビアンの法則」で検索をかけてもらおう。
 それによると、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の影響を与えるとされている。
 にわかでよく分からんが、経験的にも何となくうなづける結果ではないだろうか。

 文字だけでなく、写真や動画を加えたほうが、より多くの情報を伝えることができ、強い印象を与えることができる。
 と、ここまではおそらく同意してもらえるだろう。

 とすれば、もう少し写真を吟味しよう。
 何となく文字だけでは寂しいから、写真も載せておくかという程度ではダメで、この写真で何を伝えたいのか、あるいはどう伝わるだろうかというところまで考えたい。

 私の考え方は、「写真は一枚で決めろ」である。
 一枚の写真の持つ情報量は膨大であるから、そんなに枚数は要らない。
 似たようなテーマ、似たようなアングルの写真をベタベタ貼りつけると、読者の集中力を削いでしまい逆効果である。
 もちろん2枚、3枚と増やしてもいいわけだが、その場合にはストーリー性ということを考えなくてはならない。
 一連の流れの中で何かを伝えたということもある。

 しかし、まずは一枚で決める修業からである。
 そうなると、写真は撮る段階から考えて行かなければならない。
 適当にバチバチ撮って、その中から選ぶというのではなく、伝えたいことを明確にした上で構図を決めシャッターを切らなければならない。
 まあプロではない我々がそこまで必要かという話にもなるが、頭の片隅にちょっとあるだけで、これまでとは異なる写真が撮れるようになるだろう。

 連日のことであるから、「お知らせ」や「最新情報」に添える写真について、いちいち吟味している余裕などない。
 忙しい仕事の合間にサイトを更新するのは、それだけでも大変なことだ。
 が、だからこそ、せっかく書いた記事をできるだけ多くの人に読んでもらいたいと思うのである。
 そのためのアドバイスだ。