午前中、浦和一女の第1回学校説明会に行ってきた。
取材目的であり、事前に学校側の承諾を得ている。
受験生・保護者の参加人数を制限している現在、学校側に迷惑をかけないためにも、きちんとした手順を踏まなくてはならない。
11時開始ということなので15分前に学校に行った。
校門前では、某大手塾がパンフレットを配っていた。
夏期講習の勧誘であろう。
私立だったら、門前に「学校説明会」と大きな看板を立てるところだ。
たとえば、こんな感じ。
この写真は埼玉栄のものだが、こういうのがあると、「歓迎されてるな」という気持ちになる。
近隣へのアピールにもなる。
書道部の生徒にでも書いてもらったらどうか。
◆配られた資料は
入口で検温を受けて、会場(体育館)へ。
資料はあらかじめ椅子の上に置かれていた。
1 学校案内パンフレット
(カラー・A4・12頁)
2 浦和一女Q&A
(モノクロ・A4・色上質12頁)
3 浦和一女お受験冊子
(モノクロ・A5・32頁)
4 その他資料
(校内案内図・スライド資料など)
5 紙製団扇
パンフレットはやたら文字が目立つ。
見るパンフではなく読むパンフ。
それはそれでいいのだが、デザインということがまったく考えられていない。
予算の問題もあるのだろうが残念なことだ。
浦和一女Q&Aは、文字通り受験生が疑問に思ったり、不安に感じているであろう事柄に答えたものだ。
今日の校長先生や教務主任の先生の話を聞いたうえで、家に帰ってこれを読めば一女に対する理解がさらに深まるだろう。
浦和一女お受験冊子「victory」は、文化祭実行委員会お受験パート編。
つまり、生徒の手によるものだ。
これは結構読まれそうだ。
文化祭用に作られたものと思われるが、ここ2年間一般公開されていないこともあり、中身が少し古くなっている。
最新版の発行が望まれる。
◆説明会ややや長め
大ざっぱな流れは次のとおり。
10:00~11:30 学校説明会
11:35~12:25 授業公開・校内見学
13:30~ 部活動見学・校内見学
説明会の90分はやや長めだ。
●音楽部演奏
●校長挨拶
●学校概要説明
●SSHの取り組み説明
●パネルディスカッション
●学校紹介ビデオ上映
これだけ盛り込めば、どうしたって90分はかかるだろう。
授業公開があったり、個別相談コーナーを設けたりと、後が詰まっているのだから、60分程度にまとめられないか。
学校紹介ビデオなどは、開会前の待ち時間に流しておけばいいだろう。
ホームページにYouTubeのリンクを貼りつけておけば済むことで、ここで全員で視聴する必要はないと思う。
オープニングの音楽部の合唱は聞きごたえがあった。
校歌のほか、「瑠璃色の地球」などを披露した。
この学校はアナウンス部もハイレベルだ。
以前、取材したことがあるが、司会をやらせたら先生より上手そうだ。
それに憧れて受験を決意する子もいるかもしれない。
どこかで出番を作れないか。
生徒は授業中なので難しいが、音楽部を動員しているわけだから何とかなるんじゃないか。
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の説明と、卒業生を招いてのパネルディスカッションに時間が取られるため、校長や教務主任の話が短めだ。
SSHの説明は教務主任の説明の中に組み込むこともできる。
校長先生が、「秋にもう一度来て欲しい」と話されていた。
その通りだ。
2回でも3回でも来てもらったほうがいい。
しかし、毎回同じ内容では、積極的に来ようという気持ちにはならないだろう。
学校側としても、前と同じ内容ですがまたどうぞとは言いにくい。
そうなると、回ごとに少しずつ中身を変えて行かなければならない。
パネルディスカッションは、差し替え用メニューの一つでいいのではないか。
授業公開のない外部会場での説明会に回したらどうかと思う。
回によっては過去問解説を入れるという手もある。
これは塾の先生方がもっとも得意とするところだが、実際に採点を行っている高校の先生の視点からも聞いてみたい。
結果は、「塾や中学校の先生が言っているのと同じだ」となるだろうが、それでいい。
最後に。
ホームページのお知らせ(新着情報)には、「第1回説明会」の記事をできるだけ早く上げておこう。
今日の参加者は、家に帰って改めてホームページを見直す確率が高いからだ。
そこに、今日の報告、御礼の言葉があった方が感じがいいだろう。
ちなみに本日、大宮高校も説明会を行ったが、こんな記事が出ている。
「第1回学校説明会」
タイトルだけでは分かりにくいが、校長による本日の説明の補足や、抽選に漏れた方へのお詫びである。
とまあ、いろいろ注文をつけているが、先生方の対応は非常に良いと思った。
女性の先生の割合が多いからだろうか。
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