大宮ソニックで開催された産業教育フェアを見て来た。

 第32回埼玉県産業教育フェア ≪彩の国の専門高校生によるフェスティバル≫ 雲外蒼天~産業をより豊かに~(県教委HP)

 専門高校生が日頃の学習成果を発表する場である。
 入試イベントではないので受験生の姿はない。
 もちろん入試相談コーナーなどもあるはずがない。
 来場者で目立つのは小学生及びそれ以下の子供たちだ。

 こういうのがあるから、子供は楽しめる。
 
 
 お兄さんやお姉さんが真剣に相手してくれる。
 

 杉戸農業やいずみの生徒たちが野菜を販売していた。
 人件費や宣伝費や流通コストが含まれないので格安だ。
 レタスと水菜を買ってきた(各税込み100円)
 

 工業高校生によるロボットコンテストも行われていた。
 

◆3年ぶりのリアル開催
 過去2年間コロナの影響でオンライン開催だったのでリアル開催は3年ぶりだ。
 未だコロナから完全には解放されておらず、規模を縮小しての開催だが、やはりイベントはリアルに限る。

 例年だとパネル展示などもあり、説明・案内要員で高校生も大勢来ているのだが、今回は学習成果を発表する展示はなく、高校生も最少限といった感じ。
 また、それに伴い、先生方も例年より少なめだった。
 
 私にとっての収穫は、たくさんの高校生から直接話を聞けたことだ。
 街中や車中で高校生に声をかけたら、危ない爺さんであるが、ここでは怪しまれることはなく気軽に声をかけられる。
 「資格はたくさん持ってるんですか?」
 「一番楽しい授業は何ですか?」
 「将来の仕事とか決めてるんですか?」
 まあ、こういう所に出て来る生徒ということもあるが、みんな受け答えが上手。
 準備はあるにしても説明も明快。
 今の子たちのコミュニケーション力、プレゼン力は大したものだ。

◆専門高校進学フェアがあってもいい
 塾の先生や中学校の先生の中に専門高校出身者はいない。
 いや、いないことはないが極めて少ない。
 だから、専門高校や専門学科のことを聞かれても十分な説明はできない。

 今日のイベントは前述したように生徒募集的要素は皆無なわけだが、企画を少しアレンジすれば受験生向けイベントに出来るかもしれない。
 ノウハウはそんなに難しくはない。
 民間主導でやろうとしたら、難しいのはスポンサー集めだけ。
 誰かやってくれないか。