埼玉県公立高校入試・学力検査が行われた。
 写真をご覧いただければ分かるように今日の取材校は大宮高校である。
 昨日も書いたように、県教委が「取材に行くなら、こちらにお願いします」といくつかの学校を指定してくる。

 7時半ごろ「さいたま新都心駅」に到着した。
 改札を出ると、腕章を巻いた塾の先生方の一団を発見した。
 できれば校門前に陣取りたいところだろうが、私立各校も応援自粛をお願いしているご時世であるから、これが限度か。

 大宮高校までは徒歩で10分ちょっとだ。
 時間的に早めだったせいか、受験生が列をなすというほどの状況ではない。

 大宮高校を受験するレベルの子は、歩くスピードが速い、ような気がする。
 一人で歩いている子の割合が高い、ように見える。
 もっとも、全県中学校から精鋭が集結する高校であり、一つの中学校から大量に受けるということがないので、友達同士連れだってという姿が見えなくて当然だ。
 が、それを差し引いても、出来る子は単独行動が多い。
 私は事務所が近いため、浦和一女生の登校風景を毎日のように見ているが、彼女たちもそうなので、一つの傾向なのだろう。
 というようなことを考えているうちに、あっという間に目的地に着いた。

 すでに新聞、テレビ各社が集まっていた。
 受験生が試験会場に入って行く姿を写真や映像に収めたいのだが、アングルはだいたい決まってくるので、みんな同じ場所に集結する。
 やや遠目から、できるだけ個人が特定できないように撮る。
 相変わらずマスク着用なので、その点は苦労が少ない。

◆ふざけんな、どこの社だ
 今日の記事を書くにあたって受験生個人のコメントは必要か。
 ここは事実を淡々と伝えるだけで十分というのが、埼玉新聞社及び私の判断だ。
 他の多くの社も同様の判断をしているようだ。

 が、そんな中、校門手前で異常に長いインタビューをしているバカ新聞のバカ記者がいた。
 名前を言えば日本人なら誰でも知っている会社だ。

 最初、そのバカが受験生の列の方に向かって行く姿を見て、我々は「この場面でのインタビューは、普通はしないよな」などと言い合っていた。
 でもまあ、「今日はどちらから」とか「今のお気持ちは」くらいの軽いやり取りかと思っていた。
 が、5分経っても止まらない。
 10分。
 まだやってる。

 おいおい、一体この場面で何を根掘り葉掘り聞いてんだ。
 そこまでしないと記事書けねえのか。
 っていうか、今のお前がどんだけ非常識な行動を取っているか分かってんのか。

 私は、傍まで行って「てめえ、いい加減にしやがれ。ちょっとは受験生の気持ちになってやれ」と言ってやろうかと思ったが、踏みとどまった。
 それでは大人同士のトラブルに発展しかねず、かえって当該の受験生に迷惑をかけると思ったからだ。

 男子中学生だった。
 余裕をもって早めに来たのだろう。
 そこに聞いたことある新聞社から声をかけられた。
 マスコミのインタビューなど無視していいのだが、そこは中学生だ。
 ちょっとだけならいいだろうと応えた。

 ところが、なかなか終わらない。
 後から来た受験生たちはどんどん校門に吸い込まれて行く。
 「もう、このへんでいいですか」
 中学生ではなかなかこの一言が言えない。

 もし私が受験生の親で、帰って来た息子からその話を聞いたら、間違いなくその社にクレームを入れただろう。
 だって、これは紛れもない妨害行為だから。
 早めに会場に着いて、少し気持ちを落ち着かせようと思っていたのかもしれない。
 あるいはまた、最後に単語帳でもう一回確認しようと考えていたかもしれない。
 その時間を奪ったのだ。

 取材に名を借りた受験妨害。
 傍から見ればそういうことなんだが、当人だけ気づいていない。
 朝から実に不愉快な風景を見せられてしまった。

◆気を取り直して問題解説
 事務所に戻り、問題解説の原稿を書いた。
 時間との勝負だ。
 書き上げた記事がコチラ。

 埼玉新聞社・高校受験ナビ「問題解説」

 すでにチェック済の方も多いと思うが、県教委から問題及び正答が発表されている。
 
 2023埼玉県公立入試 問題と正答