さすがにGW中はPV数が激減する。
 これはいいことだ。
 皆さんお休みモードに入っている証拠だからだ。

 さて、前から気になっていたことを調べてみた。
 学校ホームページのトップ画面に「パノラマツアー」なる施設紹介画像がいきなり登場する学校がある。
 5,6年前は記憶にないので、たぶんコロナ期間中に始まったのではないかと思う。

 どの学校もデザイン・仕様が同じなので県の方で予算をとって希望する学校が採用したのだと想像する。
 コロナ期間中はリアルな学校訪問が制限されていたので、それなりに機能したのかもしれない。
 だが、世の中の状況は変わった。
 そろそろ脱コロナでいいのではないか。

◆コロナの名残をとどめる14校
 学校サイト(ホームページ)にアクセスすると、真っ先に施設紹介のパノラマツアーが現れるのが次の学校だ。
上尾

大宮東

春日部女子

川口北

川口東

川越総合

久喜

児玉

進修館

草加南

所沢西

羽生実業

三郷

与野

 与野は出し方は異なるが、この場所ではないだろうという意味で挙げておいた。

◆アピールしたいのは施設なのか
 ここはサイトを訪れた人が最初に目にするところであり、学校のイメージを伝える重要な場所である。
 学校案内パンフレットであれば表紙に相当する場所だ。
 そう考えてもらえば、トップに施設紹介はないだろうという考えを理解してもらえるのではないか。

 多くの学校がここで、学校の特色を短い言葉で伝えている。
 校訓だったりスローガンだったりキャッチフレーズだったり。

 以下、ほんの一例。
松山女子「社会で活躍する『凛として輝く』女性を育て、地域の期待に応えます」
所沢北「躍進する文武両道の進学校」
所沢商業「コミュニケーション力を駆使し、持続可能な社会を担う職業人としての知識・技術と豊かな人間性を育む地域に根ざした商業高校」
杉戸農業「いのちと緑を育む学校」
越谷南「君たちの明日。南の風、ハレ」
妻沼「母校を誇れる生徒を育てる学校」

 施設設備が売りである学校であれば、サイトを訪れた人が最初に、そして絶対目にするであろう場所にパノラマツアーを配置する意味もあるだろう。
 だが、そんな学校、県立にはない。
 どうしてもパノラマツアーにこだわるならバナーとしてどこかに配置しておけばいいだろう。
 たとえば、こんな感じ。
 春日部高校の場合。
 

 今回は取り上げないが、施設設備を動画で紹介している学校もある。
 その方が静止画より伝わりやすいだろう。
 
 独自のポリシーを持つ学校もあるだろうから強くは言わないが、差別化という点からも同じデザイン・仕様は避けたほうがいい。