この時期恒例の冬場の高校スポーツ大会埼玉県大会の記録である。

 冬場の高校スポーツは、全国高校大会等につながる大会と、基本的には県大会どまりの新人大会に大別される。(※競技によっては新人大会が関東選抜大会や、春に行われる全国選抜大会等につながる)
 今回主に取り上げるのは、3年生も出場可能な全国高校大会等の埼玉県予選の結果である。
 
◆サッカー  正智深谷が8年ぶり
 正智深谷が浦和学院を破り8年ぶり4回目の全国選手権出場を決めた。

 準決勝 正智深谷1―0聖望学園
     浦和学院1-0西武台
 決勝  正智深谷1―0浦和学院

 今夏の全国高校総体(インターハイ)優勝校・昌平が準々決勝で聖望学園に4対3で敗れる波乱があった。
 正智深谷は関東大会県予選優勝(昌平・西武台は不参加)、インターハイ県予選ベスト4と常に上位に進出。
 浦和学院は関東大会予選は県1回戦敗退と振るわなかったが、インターハイ県予選ではベスト4進出と好調だった。
 ベスト8進出校は浦和東、武南、昌平、埼玉平成。

◆ラグビー 昌平が2年ぶり5回目

 準決勝 昌平  66-0慶応志木
     熊谷工業24―12川越東
 決勝  昌平  45―12熊谷工業
 
 昌平は新人大会、関東大会県予選、7人制埼玉大会と県内主要大会を完全制覇。
 古豪・熊谷工業は14年ぶり45回目の決勝進出を果たしたが力及ばず。 
 ベスト8進出校は本庄第一、熊谷、浦和、川越。

◆バレー 男子は埼玉栄、女子は狭山ヶ丘が初優勝
 
▼男子
 準決勝 埼玉栄 2-0春日部共栄
     昌平  2-1東京農大三
 決勝  埼玉栄 3-2昌平

 決勝カードは関東予選、インターハイ予選と同じでいずれも埼玉栄が勝利。埼玉栄は3年ぶり10回目の優勝。春高出場は11回目。
 ベスト8進出校は坂戸西、正智深谷、深谷、越谷南。

▼女子
 準決勝 狭山ヶ丘2ー0伊奈学園
     春日部共栄2-1細田学園
 決勝  狭山ヶ丘3-0春日部共栄

 女子は、狭山ヶ丘が初優勝。
 新人大会は細田学園が優勝、関東大会県予選は春日部共栄が優勝、インターハイ予選では狭山ヶ丘が初優勝と3強がしのぎを削った今シーズンだったが、狭山ヶ丘の全国高校大会(春高バレー)初出場で幕を閉じた。
 ベスト8進出校は市立川越、久喜、本庄第一、聖望学園。

◆バスケ 男子は正智深谷、女子は昌平
 
▼男子
 準決勝 正智深谷109―74埼玉平成
     昌平   72―43埼玉栄
 決勝  正智深谷 71―60昌平
 
 正智深谷は13年連続14回目の優勝。今期は新人大会、関東大会県予選、インターハイ県予選含め県内大会を完全制覇。
 ベスト8進出校は、本庄、白岡、武蔵越生、伊奈学園。
 
▼女子
 準決勝 昌平 77―38朝霞西
     埼玉栄81―54正智深谷
 決勝  昌平 72-49埼玉栄

 昌平は3年ぶり3回目の優勝。今期は新人大会、関東大会県予選、インターハイ県予選含め県内大会を完全制覇。
 ベスト8進出校は、国際学院、久喜、山村学園、市立川越。

◆駅伝 男女とも埼玉栄
 
▼男子
 1位 埼玉栄
 2位 武蔵越生
 3位 西武文理
 4位 東京農大三
 5位 花咲徳栄
 6位 坂戸西

 男子は埼玉栄が8年連続43回目の優勝で全国大会(京都)出場。
 上位6校が関東大会に出場。
 7位以下は春日部、川越東、昌平、川口市立の順。

▼女子
 1位 埼玉栄
 2位 春日部女子
 3位 昌平
 4位 川口市立
 5位 本庄第一
 6位 坂戸西
 
 女子は埼玉栄が2年連続27回目の優勝で全国大会(京都)出場。
 春日部女子、川口市立、坂戸西と公立勢が健闘。
 上位6校が関東大会出場。
 7位以下は東京農大三、本庄東、市立浦和、ふじみ野の順。

 以上が、12月~翌1月にかけて全国大会が開催される競技の埼玉県予選結果である。
 埼玉栄は2競技3種目(男子バレー、男女駅伝)、正智深谷は2競技(サッカー、男子バスケ)、昌平は2競技(ラグビー、女子バスケ)。