今日は一つ新たな提案をしておこう。
 学校ホームページ・メニューの「中学生の皆さんへ」を「小中学生の皆さん」への変更する。

 メニューであってもバナーでもあっても構わないが、これらの目的はホーム(家)にやって来る人への案内板である。
 案内板がないと、ホーム(家)の前でうろうろ、どこから入っていいか分からない。目的の情報がどこにあるか分からない。

 さしあたり受験生や中学生がやって来た場合、「中学生の皆さんへ」「受験生の皆さんへ」といった対象別メニューがあれば、そこから入るだろう。
 また、やって来る目的は説明会等のイベント情報収集と想定されるから、「入試情報」「受験情報」「説明会情報」といった目的別メニューでもいいだろう。
 とにかくゲストを迷わせないことだ。

 さて、冒頭の「小中学生の皆さんへ」だが、今後高校は、小学生対象のイベントや説明会を開催する機会が増えるだろう。
 いくつか見ておこう。

◆県立浦和
 浦高生による小学生のための特別教室
 12月14日(土)開催。
 申し込み本日(11月28日)まで。
 男子校だが参加児童の性別は問わない模様。

◆浦和一女
 令和6年度 小学生対象 説明会・部活動体験
 令和7年1月11日(土)開催。
 今のところ、メインメニュー「受験生の方へ」から入り、サブメニュー「学校説明会・入試情報」に進むと一番下に当該の情報がある。
 12月上旬から申し込みとあるので、その際はトップページのお知らせに掲載されるだろう。

◆県立川越
 第18回 高校生がおくる 冬休み科学教室
 12月25日(水)開催。
 本日現在、トップページの冒頭に掲載されている。
 川越市内4校共催なので、川越女子高校のサイトでも同様の案内が見られる。

 なお、川越高校はメインメニュー「中学生の方へ」のサブメニューに「小学生向け説明会」がある。
 すでに終了しているが、土曜公開授業日に合わせて小学生と保護者対象の説明会を実施している。

 以上はすでに実績を重ねているが、今後こうしたイベントを検討する学校が徐々に増えてくるだろう。

 現状でもメニューが「小中学校の皆さんへ」となっている学校もある。
 たとえば、こちら。
 秩父農工科学高校ホームページ
 同校は、夏休みに中学3年生とは別日程で「中学2年生対象 体験入学」を実施した。

 ここに紹介したのは、ほんの一例である。
 説明会という形をとらなくても、高校に小学生を招いたり、高校生が小学校を訪れたりするケースが増えている。
 教育的な意味や狙いがあって行われていることだが、結果的には広義の広報活動となっている。

 広報活動と生徒募集活動はイコールではない。
 広報の対象は受験生だけではない。
 と、繰り返し述べている。

 中学3年生から1・2年生へ。
 中学生から小学生へ。
 小中学校から地域へ。
 ここに一つのゴールがある。