浦和一女の探究学習発表会を見学してきた。
 より正確には取材してきた。
 その模様は、「埼玉新聞社 高校受験ナビ」に動画付きで記事掲載する。
 動画編集に少し時間を要するので掲載は来遊火曜日以降になる予定。

 なので、それまでは、学校発信の情報を見ていただこう。
 まずは第一報。
中学12年生学校説明会・探究活動成果発表会公開、ご参加ありがとうございました

 続いて第二報。
2/7(土) 学校説明会(挨拶)

 とどめの第三報。
2/7(土) 探究学習成果発表会(全体会の挨拶)

 この会に参加するのは初めてであるが、私の理解に間違いがなければ、年間の探究活動の集大成として行われる全校行事である(大学受験を控えた3年生は自宅研修中)。
 校内的な行事であるが、外部の関係者も一部参加が可能。加えて今日は、中学1・2年生も見学OK。
 なお、中学生向けには学校説明会も用意されており、こちらをメインにみえたかたもいるようだ。

 第三報の記事中にもあるが、三菱UFJリサーチコンサルティングと西村あさひ法律事務所の皆様も来ていたようだ。
 詳しいことは分からないが、どうやら探究学習を進めるにあたって、両社の指導を受けているらしい。これはすごい。
 三菱UFJリサーチコンサルティングは野村総研や三菱総研などと並ぶわが国を代表するシンクタンク。西村あさひ法律事務所は、これはもう皆さんご存知、わが国最大の法律事務所。こういうところと組めるのが伝統校の強みなんだろうな、と、今更ながら感心しているわけである。

 見学者と言えば、不動岡高校の先生もみえていた。
 ここも探究には熱心に取り組んでいる学校で、以前にその様子を見学したことがある。
 先生も勉強して来なさいということなんだと思う。
 このあたりが公立の良いところかな。
 なんだかんだで、よその学校の授業を見に行ったり、よその学校の先生に見に来てもらったりする機会が多い。
 
 さて、今日の発表。前半は各教室で、後半は体育館でという二部構成だった。
 ちなみに浦和一女の体育館にはエアコンがない。
 夏は冷房無しのサウナ状態、冬は暖房なしの冷蔵庫。
 県の防災拠点に指定されている高校は、優先的にエアコン設置を進めているが、そうでない高校は後回しになるみたいだ。
 近くにいた生徒に、「寒くないですか」と尋ねてみる。
 馬鹿げた質問だ。
 だって、答えは一個しかない。
 でも、ここの生徒が違うのは、「はーい、寒いです。ホント、何とかしてほしいです」という感じではなく、「はい、寒いです」と、淡々と答えるところ。
 つまらん質問をしてしまった。

 全体発表のタイトル。
 ①「どの色にミドリムシは光走性を示すのか」
 ②「ベトナムの戦争」
 ③「砂が靴の中へ入る原因の解明」
 ④「楽しくお金を管理するためにはどうしたらよいか」
 ⑤「色と記憶」
 ⑥「高校生主催のフードドライブ大作戦、フードドライブ小冊子作製、フードマネジメントアプリの開発、SNSでのフードドライブ宣伝」
 ②③は全編英語でのプレゼンだった。
 
 われわれ世代は強く心に刻まれているベトナム戦争だが、なぜ今、ベトナムなのか。
 実は、この学校では希望者によるベトナム研修というのがある。ただ調べてみましたというのではなく、フィールドワーク付きの探究であるから、なかなか奥が深い。

 教室発表もいくつか見学したが、長いことSSHをやっている関係か、科学的な思考や態度というようなものが、学校の文化として根付いていると思った。
 何か分からないことがある。では、調べてみよう。だけでなく、観察してみよう、実験してみよう、となる。しかも、場合によっては、観察道具や実験装置まで自作してしまう。先輩たちのそういう姿を見て、後輩がそれを真似、次々に伝えて行く。そしていつしかそれが学校文化に昇華する。今日一番の感動ポイントはここだ。