衆議院選挙、自民圧勝。
 選挙の世界、より正確には選挙報道の世界では「ゼロ打ち」という言葉があるそうな。
 まだ開票率0%なのに、「当選確実」を出すこと。
 今回、投票所が閉まった瞬間に、300人近い「ゼロ打ち当確」が出て、与党の勝利が確定的になった。
 自民の高市人気もあるけれど、野党側(主に立憲民主)の自滅という面も大きかった。ついこの間まで与党であった公明党と合併したのでは、どこに向かおうとしているのかさっぱり分からない。
 という、政治の話はここまで。

 私が専ら追いかけている高校入試の話だが、来年は私立に追い風が吹くだろう。
 いや、もう吹いているではないか。
 そう、その通り。
 だが、来年はもっと強い追い風が吹く。
 なぜか。
 今年度は、私立授業料無償化に100%の確信が持てない状況での戦いだった。
 (少なくとも途中までは)
 しかし、来年度は、最初から自信を持って授業料無償と言える。
 なので、授業料無償化の影響は今年よりもさらに強く出る。
 そういう意味で、今年よりもっと強い追い風が吹く。

 という話は、これまで幾度となくしてきた。

 私立を選ぼうとしたとき、もっとも大きな障壁となるのは授業料を含めた学費だ。
 学費がゼロになるわけではないが、もっとも大きな割合を占めてきた授業料が無償となった。これは大きい。
 完全無料ではなくとも、「半額」は大きいだろう。
 家でも、車でも、宝石でも、その他もろもろでも「半額」なら「買い」だろう。
 「授業料は無償でも、その他の経費があるから、私立はやっぱり高い」という、私立に対するネガティブキャンペーンが盛んに行われることになるだろうが、だからといって、追い風と逆風が入れ違うことはないのである。

 さて今後、一部の私立が直面するであろう「ゼロ打ち」について警告を発しておこう。
 合格者の「ゼロ打ち」。
 すなわち、試験が行われる前に、定員がうまってしまう現象。
 この現象はすでに起きているが、その範囲が拡大するだろう。

 単願、併願の割合は今までのままでいいのか。
 推薦基準はこれまでどおりでいのか。
 など、平成時代に確立した募集システムをいよいよ見直す時がきた。