一文が長いのは文章が下手な人の特徴と言われているが、だとすれば、私のように「。」に行きつくまであっちへうろうろ、こっちへうろうろと行方の定まらない文を書き連ねる人間は最悪で、さぞ読者の皆さんにストレスを与えているだろうと思うものの長年の癖というのはそう簡単には治らないもので、この一文もまたなかなかゴールにたどり着かないのである。
はい、これで165文字。
これは全くの偶然なのであるが、165文字は埼玉県公立入試・国語作文の字数条件にピッタリ当てはまる。
実際は「11行以上、13行以内」と行数で示されているのだが、解答用の原稿用紙は1行15文字であるから、字数に置き換えると「165文字以上、195文字以内」となる。
このブログは原則パソコンを用いて書いているわけだが、当然ながら画面は横長である。
したがって、少しぐらい一文が長くても書いている本人はさほど気にならない。
ところが、読者の方は必ずしもパソコン画面で読んでいるとは限らない。むしろ今はスマホやタブレットで読まれている方の方が多いだろう。
そこで最近は、できるだけ一文を短くすることを心掛けている。
だがそうは思っても癖というのはなかなか抜けないもので、気がつけばダラダラと長い文になっている。
◆読者目線で
読者に宛てて書いているのであるから、ぱっと見の「見やすさ」も重要だ。
そんな簡単なことに最近ようやく気づいた。
企業では「ユーザーオリエンテッド」ということがよく言われる。
日本語に直すと「顧客第一主義」、あるいは「お客様ファースト」となるか。
「お客様目線」と言ってもいい。
このブログで言うなら「読者第一主義」、「読者ファースト」、「読者目線」となるだろう。
このブログは読者の大半が先生および教育関係者と思われる。
よって、内容や表現にはそれほど神経を使う必要はあるまい。
「難しくて分かんない」などと駄々をこねるような人はいないのだ。
が、それにしても、体裁というか、見た目の分かりやすさは追求する必要はあるだろう。
◆スマホでプレビュー
ブログ記事を公開する前に、プレビュー機能でチェックする。
これは必ずやることだ。
だが、そこでは特に問題に気づかなくても、念のためスマホ画面でチェックしてみると、どうも読みづらい、見にくいという問題点を発見することがある。
毎回スマホチェックしているのかというと、正直いまのところそこまで徹底していないのであるが、心がけてはいる。
インスタやツイッター、あるいはフェイスブックといったSNSについては、私の場合、もともとスマホで書き、そのまま発信している。
つまり読者と同じ画面を見ている。
が、ブログでは書き手である自分と、読者は異なる画面を見ている。
自分では見にくさを感じなくても、読者はストレスを感じているかもしれない。
パソコンでの体裁の良さ、ぱっと見の見やすさ、分かりやすさと、スマホのそれとを両立させるのはなかなか難しい。
だが、横長のパソコンで書いたものを、読者の多くは縦長のスマホで見ていることを考えれば、スマホでのプレビューチェックは必須だろう。
スマホを横にしてもらえば済むだろうという話だが、それでは「リーダーオリエンテッド」とは言えまい。
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