塾説シーズンの幕開けは岩槻高校。
都内や近県私立ではぼちぼち始まっているが、埼玉県内では最初ではないかと思う。
本日の塾説レポートについては、近々「埼玉新聞社 高校受験ナビ」に掲載される予定なので、そちらをご覧いただきたい。
ついでにPR。
上記のサイトに先日の杉戸高校におけるセミナーの記事が掲載されている。
「教職員ら生徒募集の戦略を学ぶー杉戸高校」
◆みんなが始めてから本当の価値が分かる
岩槻高校の発信力は県公立の中では群を抜いている。
今日の塾説の記事も早速ホームページにアップされている。
【塾の先生方並びに塾関係者対象学校説明会】ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました
塾説の雰囲気については【動画あり】の記事で伝えている。
学校公式Instagramの方もフォロワー数で県内2位、公立では1位となっている。
全国的にも知名度がある花咲徳栄高校がフォロワー数9000超えというのは分かるが、県内的にもそれほど知名度があるとは言えない岩槻高校が7000超えのフォロワー数というのは驚くべきことだ。
ところで。
今日岩槻高校で先生からこんな言葉が聞かれた。
「あまり広がると(Instagramを始める学校が増えると)、わが校の特色が薄れるから、広がるのも考えもの」
この発想、この考え方、はっきり言って誤り。
県公立で学校公式Instagramを運用しているのは確認されているだけで27校。
まだ公立全体の20%程度にすぎない。
完全に普及し定着しているとは言えない状況だ。
27校の顔ぶれを見ても、どちらかというと生徒募集面で課題を抱えている学校が多い。
ちょっと意地悪な見方をすれば、そういった学校が打開策の一つとして繰り出した施策の一つとも言える。
下手をすれば、Instagramは募集に困っている学校がやるものという印象が広まりかねない。
だから現在トップランナーの一つである岩槻高校が取るべき行動は、運用校を抑えることではなく、広めることである。
近隣にある伝統校・春日部高校にも始めてもらう。
同校前校長の異動先である不動岡高校にも始めてもらう。
求められたらノウハウは全部提供する。
こうした状況になったとき、岩槻高校は、春日部や不動岡や越谷北や越ヶ谷よりも先に始めた学校というポジションを獲得できるのである。
これは何もInstagramだけとは限らない。
何か新しいことを始めたら、次の段階では仲間を増やすことを考える。
普及させることにより、そこで初めて先駆者(パイオニア)としての価値が生まれる。
流行りを作り出せなければ、「ただの変わり者」で終ってしまうのだ。
「真似されたくない」という気持ちは分からなくもないが、むしろ他校から「真似される」ことをやるくらいでないといけない。
「真似される」のは名誉なことである。
わが校の売りがなくなるなどどケチなことを言っていないで、岩槻高校には、「次は何を始めるのだろう」と常に他所から注目される学校を目指してほしい。
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