9月前半って、こんなに暑かったか。
 今日もさいたま市は最高気温34℃。外を歩いているとまるでサウナにでも入っているようだ。
 そんな中、浦和高校浦高祭を見に行く。
 
 来場者は毎年1万人を超える。
 おそらく2日目・日曜日の方がステージなども多く混雑するだろう。
 そう思い今日・土曜日にした。

 今年の門のモチーフは世界遺産である中国・天壇祈年殿(てんだんきねんでん)ということだ。
 天壇は故宮と並ぶ北京のシンボルだ。
 明の時代、永楽帝が造営したという。
 永楽帝は明の全盛期を築いた皇帝。
 日本で言うと、足利義満の時代の人。

 天壇は皇帝が祭祀を執り行う場所で、三層の丸屋根と瑠璃色の瓦が特徴。
 行ったことがないので写真素材から借りてきたのがこの画像。

 こう見ると、今年の浦高の門は、細かい装飾も含め、かなり再現性の高いものになっているようだ。
 以前にも書いたが、あくまでもモチーフとして採用しているのであって、本物そっくりは目指していないと思われるが、全体の構造といい装飾といい完成度の高い作品になっている。

 制作を担当する「門隊」の隊長のコメントを取ろうと思ったが見つからなかった。
 毎年行くたびにインタビューするが、「(門隊に入ることは)入学する前から決めていた」という生徒が多い。

 来場者は、保護者や卒業生、それに女子高生。
 それと結構目立つのが小学生。
 高校生が真剣に遊んでくれるし、無料のテーマパークといったところだ。
 
 知り合いが小学校低学年の男児を連れて見に来ていた。
 「今のうちから雰囲気に慣れさせておいたほうがいいから」
 って、そういう問題じゃないと思うぞ。
 でも、自分も浦高と目と鼻の先の北浦和小学校だったから、よく探検に来ていて、そういう意味ではよく慣れていた。
 たまたま住んでいた場所に近かったというだけの話だが、一番最初に知った高校がここだった。
 そう考えれば、まだ頭の中がまっさらな状態のときに、とりあえず刷り込んでおくのもまんざら意味の無いこととは言えないかもしれない。

 明日行こうと思っている人は、スリッパの貸し出しがないので上履きを持参すること。
 自動販売機もあるが順番待ちの列ができるほどで売り切れもあるので飲料も持参したほうがいい。
 (むろん私は両方用意して行った)