3日連続同じテーマで申し訳ない。
ただ、一度始めたら最後までやりたい性分なので。
本日は過去9年間平均倍率が1倍未満の学校だ。
第1回調査では一度も1倍を超えたことがない学校も多い。
◆過去9年間平均 0.9倍以上
67 越谷東 0.99 今回1.05
68 大宮光陵 0.96 今回0.70
(外国語コース)
68 春日部女子0.96 今回0.98
68 狭山清陵 0.96 今回0.68
71 ふじみ野 0.95 今回0.66
72 庄和 0.94 今回0.90
73 秩父 0.93 今回0.91
73 三郷北 0.93 今回0.95
8校中、今回倍率が過去平均を上回ったのは越谷東、春日部女子、三郷北の3校。
他の5校は下回ったが、特に差が大きいのはふじみ野と狭山清陵で、それぞれ0.29ポイント、0.28ポイント下回った。
越谷東は今回含め10年間で5回はすれすれながら1倍を超えている。第1回の段階では定員割れ状態でも最終的には定員を満たしている。
大宮光陵・外国語科コースは40人定員。2018年度に1.48倍が出たが、今回含め10年間で7回は定員割れ状態。
春日部女子は今回含め10年間で7回定員割れ状態となっている。ただ、0.8倍台後半から0.9倍台を確保しているので最終的には定員を確保している。
狭山清陵は今回含め10年間で8回定員割れ状態となっているが、最終的には定員を満たす。ただ、今回の0.68倍はここ10年では最低で、ばん回できるかどうかやや不安が残る。
ふじみ野は今回含め10年間で6回定員割れ状態となっている。2023年度0.92倍、24年度0.70倍、今回0.66倍と下降しており今回が10年間で最低というのが気になる。
庄和は今回含め10年間で7回定員割れ状態となっている。今回0.90倍だが、0.9倍台でも最終的に定員に満たなかった年もあるので安心できない。
秩父は今回含め10年間で8回定員割れ状態となっている。こうした状況にありながら第2回調査に向けて倍率が下がって行く年もあるので今回の0.91倍は安心できない数字だ。
三郷北は今回含め10年間で6回定員割れ状態となっている。第2回から出願にかけて徐々に倍率は上がり、最終的には定員を満たす可能性が高い。
◆過去9年間平均 0.8倍以上
75 上尾南 0.88 今回0.87
75 新座柳瀬 0.88 今回0.76
77 久喜 0.84 今回0.85
77 深谷 0.84 今回0.81
79 羽生第一 0.83 今回0.69
80 宮代 0.82 今回0.72
81 小川 0.81 今回1.00
7校中、今回倍率が過去平均を上回ったのは久喜、小川の2校。
他の5校は下回ったが、特に差が大きい学校はなかった。
上尾南は今回含め10年間で9回定員割れ状態となっている。1倍を超えたのは2023年度の1.13倍のみ。最終的にはほとんどの年で定員を満たしている。
新座柳瀬は今回含め10年間で8回定員割れ状態となっている。ここ3年間を見ると、2023年度0.92倍、24年度0.81倍、今回0.76倍とやや下降気味。最終的にはほとんどの年で定員を満たしている。
久喜は今回含め10年間すべて定員割れ状態となっているが、最終的には定員を満たしている。
深谷は今回含め10年間すべて定員割れ状態となっている。最終的に定員に満たず欠員補充を行う年もある。
羽生第一は今回含め10年間すべて定員割れ状態となっている。最終的に定員に満たず欠員補充を行う年が多い。
宮代は今回含め10年間で9回定員割れ状態となっている。1倍を超えたのは2021年度の1.02倍のみ。最終的に定員に満たず欠員補充を行う年もある。
小川は今回は1.00倍だが過去9年間で8回定員割れ状態となっている。2024年度は最終的に1.04倍に達し欠員補充を回避しており僅かだが上昇の兆しが見える。
◆過去9年間平均 0.7倍以上
82 日高 0.76 今回0.60
83 新座 0.75 今回0.64
84 鴻巣女子 0.71 今回0.58
85 桶川西 0.70 今回0.49
85 白岡 0.70 今回0.64
今回倍率が過去平均を上回った学校はない。
今回倍率が過去平均を大きく下回ったのは桶川西で0.21ポイントの差がある。
日高を除く4校は今回含む10年間、すべて定員割れ状態である。
日高は2019年度の1.11倍を除き、すべて定員割れ状態である。最終的には定員(120人)を満たすことが多いが2024年度は欠員補充を行っている。今回の0.60倍は2017年度の0.60倍と並びここ10年で最低であるのが不安材料。
新座は今回含め10年間すべて定員割れ状態となっている。ここ数年は1年おきに欠員補充を行っている。
鴻巣女子は今回含め10年間すべて定員割れ状態となっている。2024年度は0.99倍と上昇の兆しも見えたが今回0.58倍と大きく下がった。定員(80人)に満たず欠員補充を行うことが多い。
桶川西は今回含め10年間すべて定員割れ状態となっている。ここ3年間連続して欠員補充を行っている。特に2024年度は募集人員158人に対し受験者60人で98人もの欠員補充を行う結果となった。
白岡は今回含め10年間すべて定員割れ状態となっている。2021年度から23年度までの3年間、欠員補充を行ったが、24年度は最終的に1.04倍まで回復した。
◆過去9年間平均 0.6倍以上
87 鶴ヶ島清風0.68 今回0.51
88 三郷 0.64 今回0.44
89 富士見 0.61 今回0.67
90 北本 0.60 今回0.42
今回倍率が過去平均を上回ったのは富士見のみ。
今回倍率が過去平均を大きく下回ったのは三郷で0.20ポイントの差がある。
4校は今回含む10年間、すべて定員割れ状態である。
鶴ヶ島清風は2024年度は欠員募集を行ったが定員増(200人→240人)の影響もあったと見られる。22年度と23年度は最終的には1倍を超えている。
三郷は2024年度の0.63倍を除き0.4倍台が続いている。2022年度、23年度と続けて欠員補充を行ったが24年度は最終的に1.02倍に達し回避した。
富士見は2024年度0.69倍、今回0.67倍とやや上向いている。2024年度は最終的に1.06倍に達し、22年度、23年度と2年間続いた欠員補充を回避した。
北本は2023年度0.72倍、24年度0.54倍、今回0.42倍と下降し、今回はここ10年間では最低。2021年度から24年度まで4年連続で欠員補充を行っている。
◆過去9年間平均 0.5倍以上
91 栗橋北彩 0.55 今回0.54
92 越生 0.52 今回0.53
93 川越初雁 0.51 今回0.63
93 松伏 0.51 今回0.38
(情報ビジネスコース)
95 上尾橘 0.50 今回0.30
今回倍率が過去平均を上回ったのは越生と川越初雁の2校。
5校(コース含む)は今回含む10年間、すべて定員割れ状態である。
栗橋北彩はここ数年0.5~0.6倍台で推移している。2021年度から24年度まで4年連続で欠員補充を行っている。
越生は美術科が併設されており普通科は80人募集(2021年度より)と少ない。2022年度から24年度まで3年連続で欠員補充を行っている。
川越初雁は2021年度の0.44倍以降、22年度0.48倍、23年度0.56倍、2024年度0.61倍、今回0.63倍と僅かながら上向いている。毎年欠員補充となるが、2023年度は最終的に1.03倍に達し欠員補充を回避した。
松伏・情報ビジネスコースは40人定員。今回の0.38倍は2016年度の0.36倍に次ぐ低倍率。最終的にはぎりぎり定員を満たし欠員補充は回避されることが多い。
上尾橘は160人。今回の0.30倍はこの10年間で最低。毎年欠員補充を行っており、ここ2年間は2023年度64人、24年度60人とかなり大量の欠員補充が必要となっている。
◆過去9年間平均 0.5倍未満
96 蓮田松韻 0.41 今回0.53
97 妻沼 0.41 今回0.45
98 日高 0.31 今回0.13
(情報コース)
今回倍率が過去平均を上回ったのは蓮田松韻と妻沼の2校。
3校(コース含む)は今回含む10年間、すべて定員割れ状態である。
蓮田松韻は今回0.53倍で10年間では最高。200人定員だが多い時で70人以上の欠員補充を行っている。ただ、2023年度0.32倍、24年度0.42倍、今回0.53倍と僅かだが上がってきている。この時点での0.5倍超えは2018年度の0.50倍以来7年ぶり。
妻沼は120人定員。ここ数年、0.4倍台と0.5倍台を行ったり来たり。2024年度は最終的には定員を満たし欠員補充を回避した。欠員補充人数も2020年度44人、21年度28人、22年度なし、23年度19人と減少傾向にある。
日高・情報コースは2024年度17人の欠員補充となったが、普通科からの第二希望合格などもあり欠員補充を回避できることが多い。ただ、今回の0.13倍はこの10年で最低なので厳しい戦いとなりそうだ。
◆その他の学校
ここまで普通科98校(コース含む)を取り上げたが、過去9年分データが揃わない川口市立、児玉、飯能のデータは次のとおりである。
児玉は2023年度0.48倍、24年度0.68倍、今回0.68倍。
飯能は2023年度0.81倍、24年度0.73倍、今回0.97倍。
川口市立は過去7年間の平均が3.03倍で今回が3.21倍。
川口市立・スポーツ科学は過去7年間の平均が1.43倍で今回が1.88倍。
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