午前中、杉戸高校学校説明会にお邪魔した。
 昨日も言ったように招かれたわけではない。
 塾経営している根岸孝之先生が特別講演を行うというのでその様子を見学するのがメイン。
 (前日に連絡し参加については快諾を得た)

 会場は体育館ではなかった。
 来校順に各教室に分散入場し、説明は教室前方のモニターで視聴する形。
 体育館は冷え込むので寒さ対策ということもあるようだ。
 特別講演の内容は、塾の先生らしく、これからの勉強の仕方。
 過去問学習がいかに重要であるか、また、効果的な過去問学習とはどのような方法か、など現役塾長らしく具体的な話だった。

 後半は通常の学校説明。
 説明は主に教務主任が行った。
 上手い、と言うより、力強いといったほうが適切か。
 いい学校だが何となく存在感が薄い杉戸高校なので、弱々しい説明より力強い説明の方が信頼感を得やすいだろう。

◆見たかった本格アーチ
 杉戸高校説明会終了後、春日部工業高校に向かった。
 杉戸高校の下車駅である「東武動物公園駅」から2駅、「北春日部駅」が最寄り駅だ。
 ありがたいことに学校は駅の目の前。
 今日明日が文化祭だ。
 
 普通科高校の文化祭は9月までにほぼ終わっているが、工業高校や商業高校などは就職試験と重なるので、それが終わった10月、11月に行うことが多い。

 きょうの狙いはただ一つ。
 門(ウェルカムアーチ)を見ることだ。
 文化祭の門と言えば、浦和高校や川越高校が有名だが、あちらは普通科の生徒が遊び心満載で作った趣味の世界。
 もちろん遊びだ、趣味だといっても、それにかけるかれらの情熱は並大抵ではなく、人々を十分に感動させるものだ。

 一方こちらはプロの世界。
 ゆくゆくは建築の世界で身を立てようという将来の匠たちが、持てる知識と技を総動員して作り上げた本格建築だ。
 話には聞き、映像では見ていたが、ぜひ実物を見てみたい。
 これが本日の訪問目的だ。
 文化祭の目玉にはもう一つミニ電車があるが、こちらは昨年の産業教育フェアで見てきた。

 近くにいた先生に、制作に当たった生徒さんに話を聞きたいとお願いしたところ、すぐに呼んできてくれた。
 やってきたのは建築科3年生男子。
 
 いやあ、実にすばらしい。
 ぜひ下の動画を見ていただきたい(1分52秒ほど)。
 何も言わなかったら先生が答えていると思うだろう。
 完全に大人。
 まあ、4月から建設方面の会社に就職するというから、当然と言えば当然なのだが、それにしても立派。
 実は今年6月にも同校電気科の生徒を取材しているのだが、その子も立派だった。
 第三種電気主任技術者という高校生には非常に難しい試験に合格した子だったが、しっかりと将来を見据えて勉学に励んでいた。
 春日部工業、いい人材を育てているじゃないか。