間もなく第1回進路希望調査の結果が埼玉県教委より発表される。
倍率が前年より上がるのか、下がるのか。
受験生のみならず、各校先生方も気になるところであろう。
今日は個人的注目校を紹介しておこう。
(今回は公立普通科のみ)
あくまでも第1回進路希望調査の倍率のみにスポットを当てたもので、学校自体への関心とは別だ。
●小川
2年連続1倍超えなるか
第1回は令和2年度から5年度まで4年連続定員割れ状態が続いたが、6年度1.00倍と久しぶりに脱却した。0.63、0.71、0.75、0.84と少しずつ上向いてきた中での1倍回復なので確実に人気は回復していると考えられるが、どうなるか。
ちなみに、過去2年ないし3年以上第1回において赤字(定員割れ状態)だった学校は、6年度第1回はすべて赤字だった。すれすれとは言え1倍に達したのは小川だけだった。
●春日部
回復基調、ホンモノか
令和4年度0.99倍を記録した後、5年度1.18倍、6年度1.26倍と上向き、平成28年度以来9年ぶりに1.2倍台に乗せた。この上昇、ホンモノか。
●川越女子
下降傾向、止められるか
第1回では平均(過去9年間、以下同じ)1.47倍となっているが、4年度1.28倍、5年度1.21倍、6年度1.19倍と低下が続いている。この下降傾向に歯止めをかけられるかどうか。
●川越南
2倍台に復帰できるか
第1回の過去平均は2.31倍の人気校で、これまで2倍を割ったことはなかったが、6年度は1.95倍で、同校としては初の2倍切り。2倍台への復帰はあるのか。
●熊谷・●熊谷女子
募集減で1倍回復できるか
両校とも第1回では3年連続定員割れ状態となっている。
6年度第1回は熊谷0.96倍、熊谷女子0.82倍。
共に募集人員を40人減らし280人募集となるので、この人数なら1倍は超えられそうだが、どうなるか。熊谷女子の方はやや不安が残る。
●熊谷西・普通科
1.5倍超えに復帰できるか
6年度第1回は1.37倍。一般的には低い数字ではないが平均1.73倍を記録してきた同校としては低倍率だ。1.5~1.6倍台に復帰できるかどうか。
●越谷南
最高更新か、反動で低下か
6年度第1回は2.33倍で過去最高。令和2年度以降2.04倍、1.92倍、2.24倍、2.06倍と高倍率を維持してきた中での最高更新なので引き続き上昇の可能性もあるが、高すぎて敬遠される可能性もある。さて、どちらか。
●杉戸
過去最高更新するか
令和2年度から4年度にかけて3年連続定員割れの後、5年度1.17倍、6年度は1.71倍と急上昇した。このまま上昇し、過去最高を更新できるかどうかに注目だ。
●和光国際・普通科
1.6~1.7倍台に回復するか
西部の人気校で、第1回調査では平均1.72倍の高倍率だったが6年度は過去最低の1.40倍となった。
県で初めて、かつ唯一の国際科は人気になるはずだが、はたして普通科は挽回できるかどうかに注目だ。
●浦和南
2倍超え、続くか
6年度第1回は2.27倍。同校としては平成30年度の2.08倍以来7年ぶりの2倍超えであり、かつ過去最高だ。さらに伸ばして行くのか、反動で下がるのか。

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