昨日の調査でオンライン説明会(WEB説明会)を計画している学校が、それなりにあることが分かった。
私の中で今期は爆発的とまでは行かなくても、相当増えるのではないかという予想があったので、思ったほどではなかったという意味で、それなりに、である。
学校も何とか平常に戻りつつある。ならば慣れ親しんだリアルな説明会をやろうじゃないかというわけだ。
また、臨時休校期間中のオンライン指導の経験の中で利便性に気づいた反面、限界も感じただろうから、それらを総合して、やはりリアルな説明会という結論なのかもしれない。
学校側から見たオンライン説明会のメリットは何か。
ビジネスマン的視点からは、コスト削減が最大のメリットと見える。
土日祝日に大勢の教職員を出勤させる必要がないという意味でコスト削減になり、もしかしたら先生の働き方改革にもつながる。
動員力という点はどうだろう。
最初のうちは物珍しさも手伝ってオンラインもかなりの人数を集められそうだが、お客の方が慣れてきたらどうだろう。これはもう少し取材してみないと分からない。
リアル説明会の方がイベント感があるし、ことによったらライブに出かけるような感覚かもしれない。リアルにはいい意味でちょっとした高揚感や緊張感もあったりするが、家でパジャマでも見られるオンラインにはそれがない。
ということは、学校側として考えなくてはいけないのは、お客側の視聴環境や心理状態だ。
リアルをそのままオンラインに乗せたような内容では最後まで見てもらえないだろう。
リアルはその場限りだが、オンラインはオンデマンド方式にすれば、後日の視聴も可能になる。
が、後で見られようが、繰り返し見られようが、つまらないものはつまらない。
オンライン説明会では、一つの作品として作り上げるというような発想、センスが求められるだろう。
リアルの5分はあっという間だが、オンラインの5分は長い。
極端な言い方をすれば、構成や内容を「分」で考えているようではダメで「秒」で考えるくらいの気持ちが必要になる。
個別相談こそオンライン双方向の強みが生きると思うが、どうだ。
移動もない。順番待ちもない。周囲の目を気にする必要もない。
実際、オンライン個別相談を企画している学校もある。
と、ちょっとした思いつきだけの話になったが、最後に各中学校・高校の募集担当の皆様にお願い。
オンライン説明会では受験生・保護者だけを対象にしている学校がほとんどだ。
事前予約は必要ないが、事前登録が求められる。それはいい。
が、我々のような者が、せっかくだからちょっと覗いてみようと思っても、登録フォームでは中学校名や学年が必須項目だったりする。
リアル説明会には行けないが、オンライン説明会なら見てみようと思っている(かもしれない)中学校や塾の先生方に視聴の機会を作ってくれないか。
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