関東各都県、令和3年度公立入試・学力検査の出題範囲(除外範囲)が出そろったので、最終まとめをしておこう。
 とりあえず首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)を表にしてみると、次のとおり。
 並び順は、左から除外範囲の広い順。

 
◆除外範囲は埼玉が最大、千葉が最小
 表を見れば一目瞭然だが、埼玉県がもっとも除外範囲が広い。数学で「三平方の定理」に加え「円周角と中心角」を除外したことと、社会の公民的分野で「私たちと経済」をそっくり除外したことが、他都県との大きな違いだ。
 首都圏では最後に発表された千葉県(7月14日発表)は、国語と英語に関しては特に除外範囲がなく、首都圏では最小の除外範囲となった。
 この表にはない群馬県は、前期と後期とで除外範囲が異なるが、後期選抜に限れば、千葉県よりもやや除外範囲が広い。栃木県はほぼ千葉県同様だが、理科の除外範囲がほんの少し広い。茨城県は除外範囲なし。
 ということで、関東1都6県では、除外範囲が広い順に、「埼玉>東京>神奈川>群馬>栃木>千葉>茨城」となる。

 東京・神奈川を除く各県は、隣接県協定を締結し、相互に他県公立受験が可能な場合があるので、他県情報にも注意を払っておこう。
 各都県教委HPの出題範囲に関する当該ページへのリンクを貼っておく。
 東京都出題範囲
 神奈川県出題範囲
 埼玉県出題範囲
 千葉県出題範囲
 群馬県出題範囲
 栃木県出題範囲
 茨城県出題範囲