本日(7月1日)埼玉県教育委員会から令和5年度公立高校入試選抜実施要項と、選抜要領が発表された。
「令和5年度入学者選抜実施要項・入学者選抜要領」
受験関係者としては一応目を通しておくべきかと思うが、大きな制度変更などはないので、とりあえずダウンロードし、どこかに保存しておくことにしよう。
オンラインでいつでも見られるが、サーバーやディスク容量に余裕があればオフラインで見られるようにしておくのもいいだろう。
受験生や保護者には「さしあたり存在を知っておけばいい」とアドバイスしている。
入試制度・しくみについて、かなり細かい質問を受けることがあるが、答えは全部ここにある。
だから、何か疑問が生じたらこれを読んで解決すればいい。
だが、今すぐ急いで読む必要はない。
「当該校校長は、・・・・しなければならない」
「中学校長は、・・・・する」
といった文言が多いところからも、実施者・実務者向けのルールブック、あるいはマニュアル的な性格を持つものである。
受験生が細大漏らさず読む必要はどこにもない。
そんな時間があったら、英語の教科書でも読んでなさい。
中学校や塾の先生方が読んで、重要なポイントだけ伝えればいい。
◆どこに魅力が書いてあるんだ
もう一つ。
存在だけは知っておいた方がいいかも、というデータを紹介しておこう。
学校の活性化・特色化方針【県立学校魅力発信サイト】
学校ごとに、基本情報(生徒数・アクセス・教育課程・顕著な部活・特色ある行事・進路状況)などがまとめられている。
また、入学から卒業までの育成方針も各校独自の形式で掲載されている。
学校の概要をざっと一覧するのに便利かもしれない。
各校ホームページや選抜基準(未発表)ともリンクしているので、その点も便利かもしれない。
これも本日公開(更新)された資料である。
県立学校魅力発信サイトとなっているが、これを読んで魅力を感じるにはかなりの想像力が必要だ。
◆新校、どうなる
現在、埼玉県議会6月定例会が行われている。
ここに「第101号議案 埼玉県学校設置条例の一部を改正する条例」案が提出されている。
設置条例は、学校の名称と位置(住所)だけが書かれている簡単なものだ。
改正案を読むと、「飯能南高等学校の項を削除する」とある。
ということは、飯能高校が名称、位置共に変わらず、そのまま残るということか。
また、「児玉高等学校の項中「八幡山四百十番地」を「金屋九百八十番地」に改め、同表埼玉県立児玉白楊高等学校の項を削り」とある。
八幡山は現在の児玉の住所で、金屋は現在の児玉白楊の住所である。
ということは、児玉白楊はなくなり、その場所が児玉という名の学校になるということだ。
校名アイディア募集など行ったが、学科内容などはともかく、校名としては「飯能高校」、「児玉高校」で落ち着くのか。
行政のしくみに疎い私にはよく分からない。
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