偉そうに他人様のことは言えんな。そういう自覚はある。その上で今日の話題である。
先生はいつも怒っている。その話だ。
明日私は、中学校で保護者対象の講演会を行うが、たいていはお母さん方中心なので大変やりやすい。聞き上手なのだ。うんうんって頷きながら聞いてくれる。
中学生も素直でいいよ。今日は偉い先生が来るから失礼のないようにと指導されているんだろうね。中には居眠りこいてる子もいるが、後でレポート書かなきゃいけないから、熱心にメモをとっている。
やりづらいのが学校の先生の研修会。この話、前にも書いたね。
若手の先生はまだいいが、年配の先生は何だか知らないが、みんな怒っている。睨みつけてくる。
オレ、何か悪いことしてます?
そうじゃない。後で感想を聞いてみると、さすが先生、聞きどころ、ポイントははずしてない。だったら、そういう顔してよ。もっと表情豊かに反応してよ。
実は今日、ある理由があって武南中学校の学校説明会に行ってきた。
西川口駅の改札を出ると、案内ボードを持った先生が立っていた。私立なら普通の対応だ。「自分で調べて来いよ」的な公立とはここが違う。
その後、学校までに6人の先生がボードを持って立っていた。歩いて10分の道中にこれだけの人数が出ていれば迷う心配はない。
ただ残念なのは、顔が恐い。まあ、ヘラヘラ笑われても不気味なのだが、もう少し柔らかい表情はできないの。
駅の改札では無理だが、学校が近づいてくれば、うちのお客じゃないかって分かるでしょう。そうしたら、「こんにちは」とか「いらっしゃい」とか「もうすぐです」とか、何でもいいから声かけなさいよ。聞かれたら答えるという態度じゃなくて。
ハズレでもいいんですよ。帰り道、軽トラで店を出していた豆腐屋の兄ちゃんは、ほんの一瞬、0.1秒ぐらい私と目があったら、「こんにちは」って言ったよ。姿かたちを見れば豆腐買う客じゃないのは分かるはずだけど、商売人はこうじゃなくちゃ。二度と会わないかもしれないが、私の中では好感度アップ。
目の前を通る人は、説明会のお客じゃなくても、地元民か地元に縁のある人である確率が高いのだから、片っ端から挨拶しちゃう。そうすると、どこかで「あの学校、いい感じ」っていう評判が立つかもしれない。コミュ力抜群のオバちゃん連中だったら、「雨の中、ご苦労様」とか「今日は何かあるんですか」くらいのこと言ってくれかも。地元を味方につけた学校は強いですよ。
もちろんこの話、こっそりブログに書くのは失礼なので、校長先生には私自身の感想として申し上げた。
いい線行っているけど、ちょっと惜しい。
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