第1回進路希望状況調査(10月1日現在)結果の速報第2弾である。公立希望者が減少しているため、全日制の普通科・専門学科・総合学科を合わせた全体の倍率は、前年同期の1.24倍から1.21倍へと低下している。

 普通科   1.34倍→1.31倍
 専門学科  0.96倍→0.93倍
 総合学科  1.03倍→1.00倍
 全日制全体 1.24倍→1.21倍

 以上のように各学科とも前年同期倍率を下回っている。

 次に学校ごとに見て行くが、まず普通科の倍率上位校である。カッコ内は前年同期。Sマークは学校選択問題採用校。
 市立川越3.30倍(4.04倍)
 川口市立2.58倍(3.34倍)※文理スポーツコース除く
 市立浦和2.56倍(3.26倍)S
 浦和西 2.41倍(2.55倍)S
 上尾  2.35倍(2.53倍)
 川越南 2.34倍(2.24倍)S
 鳩ヶ谷 2.06倍(1.46倍)
 蕨   1.99倍(1.87倍)S
 越ヶ谷 1.97倍(2.45倍)S
 大宮  1.92倍(2.08倍)S
 浦和南 1.90倍(1.95倍)
 大宮北 1.90倍(1.56倍)
 越谷南 1.86倍(1.76倍)
 熊谷西 1.77倍(1.55倍)S
 鴻巣  1.75倍(1.56倍)
 所沢  1.74倍(1.86倍)S
 所沢北 1.73倍(2.36倍)S
 和光国際1.73倍(1.68倍)S
 坂戸  1.72倍(1.40倍)
 浦和  1.62倍(1.55倍)S

 以上が普通科倍率上位20校。前年同期では4倍超が1校、3倍超が2校、2倍超が7校あったが、今回4倍超は無く、3倍超が1校、2倍超が6校と高倍率校は減っている。
 市立川越は募集人員140人と小規模なこともあって例年第2回調査から本番にかけて大幅に低下している。新規開校3年目となる川口市立は普通科と理数科が低下し普通科文理スポーツコースが上昇。大宮北が普通科・理数科ともに大きく上昇している点に注目。

 学校選択問題採用校は上記20校の中に11校が含まれている。では、残り10校の倍率も見ておこう。
 川越  1.54倍(1.53倍)
 不動岡 1.50倍(1.54倍)
 川越女子1.44倍(1.61倍)
 川口北 1.41倍(1.30倍)
 越谷北 1.38倍(1.58倍)
 浦和一女1.30倍(1.18倍)
 熊谷女子1.14倍(1.05倍)
 熊谷  1.13倍(1.18倍)
 春日部 1.11倍(1.16倍)
 春日部女子0.85倍(0.87倍)
 
 普通科平均倍率(1.31倍)を超えているのが、川越・不動岡・川越女子・川口北・越谷北の5校、下回っているのが浦和一女・熊谷女子・熊谷・春日部・春日部女子の5校。
 前年並みないし例年並みと言える学校が多いが、越谷北は大きく低下。浦和一女は前年が低すぎたのであって本来1.4~1.5倍あってもいい学校。春日部は本番ではこの集計に含まれない隣接県からの受験者が見込まれる。春日部女子は前年同様現時点では定員割れ状態。

 普通科で定員に満たない学校が41校ある(コース含む)。このうち35校(コース含む)は前年同期も定員割れだった。また35校(コース含む)のうち14校は募集人員40減を実施しているが、それでも定員割れ状態から脱することができなかった。
 統廃合が発表されている学校のうち、飯能は1.05倍となっているが、飯能南・児玉・児玉白楊はいずれも定員に達していない。

 次回は専門学科について(予定)