もっとも有効な少子化対策は男女が結婚することである。この先少子化で学校や塾はどうなるんだろうと他人事のように言っている独身先生は、まずは自分が結婚して子供を作ることだな。いつまでも自由な独身生活を謳歌している人間が多いから少子化になっちゃったんだよ。自分で少子化の原因を作ってるんだよ。来年の目標は結婚だな。
てなことをYouTubeで言ったりSNSで呟いたら大炎上必至なのであるが、このブログの読者には、脳みそを経由せずにすぐさま反応する脊髄反射人間はいないので大丈夫だろう。
現行の少子化対策は、子育て支援に傾き過ぎている。この政策の恩恵を受けるのはすでに結婚し子供がいる夫婦である。働き方改革も同様だ。
ここだけをいくらやっても、じゃあ3人目、4人目を産んでくれるかというと、そうはなりそうもない。それよりも結婚促進政策である。
仮に来年10万組が結婚すれば、2,3年後には5万人くらいの赤ちゃん誕生が見込まれ、5年10年経てば、出生数100万人突破は実現するだろう。
こういうデータがありますよ。
生涯独身(未婚)率。
この場合の独身(未婚)とは50歳までに独身(未婚)だった人。だから我々のような60歳過ぎの老人が、じゃあ今から結婚するかとか、もう1回くらいしてみるかと頑張っても、統計には現れないから、そのつもりでね。
1950年 男1.5% 女1.4%
1960年 男1.3% 女1.9%
1970年 男1.7% 女3.3%
1980年 男2.6% 女4.4%
1990年 男5.6% 女4.3%
2000年 男12.6% 女5.8%
2010年 男20.1% 女10.6%
2015年 男23.4% 女14.1%
ね。驚くべき増加ペースでしょう。
ざっくり言って、男性の4人に1人が生涯独身。いつの間にか、こういう国になっていたんだね。
このペースで行くと3人に1人が独身なんていう世の中があっという間にやってきそう。少子化が止まらないはずだ。
何でも安倍の責任にしようとする人たちもいるが、未婚率が上がり始めた1990年ごろは海部内閣、宮沢内閣あたりで、現安倍内閣が発足した2012年にはすでに20%超え。仮に未婚率上昇が少子化の原因だとしたら、この間のすべての内閣が有効な手を打ってこなかったということ。
で、結論だ。
50歳以下の男性諸君。
結婚しようよ。
ちなみに、吉田拓郎の「結婚しようよ」は1972年発売。加山雄三の「お嫁においで」は1966年発売。3人に1人が独身の時代では、世の中の空気との乖離が激しすぎて、まずヒットしないであろう。差別ソング、セクハラソングと見做される可能性あり。
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