明けましておめでとうございます。旧年中は日々ブログをご愛読いただき有難うございました。
 年賀状は出していないので、これが「新年ご挨拶(公式)」となります。

 正月の風物詩。初詣。
 神社への参詣と参拝はどう違うか?
 細かく言えば、神社へ詣でるという行為自体を指すのが参詣で、神様に祈るのが参拝であるが、初詣に行って何も祈らず帰って来る人はいないだろうから、両者はほぼ同義である。

 私の参拝作法。
 参拝作法の第一は手水(ちょうず)というもので、これによって心身を清める。
 正式に参拝するときは、昇殿し、玉串奉納、御神楽奉納とやや面倒な手順を踏むが、普段は本殿前で二拝二拍手と簡略化。
 正式参拝の時は正装である。と言ってもダークスーツにネクタイ程度であるが。

 もともと神社は公共性の高いお願いをするところと聞いているから、国家安寧・五穀豊穣を優先し、個人のお願い事はその後にする。
 伊勢神宮は毎年のように参拝しているが、ここでは個人的お願いはしたことがない。

 お寺では「南無阿弥陀仏」とか「南無妙法蓮華経」などと唱えるが、神社においてそれに当たるのが「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」(お祓い下さい、お清め下さい、神様のお力により、お守り下さい、幸せにして下さい)なのであるが、初詣の際は、後がつかえるので省略。

 お賽銭はお供えするものだから丁寧に。ただ、初詣の際は遠くから放り投げるのもやむを得ない。

 受験生が合格祈願で湯島天神(天神)、北野天満宮(京都)、太宰府天満宮(福岡)などをお参りするが、御祭神が学問の神様と称される菅原道真であるから、御利益が期待できそうだ。近くに「天神」とか「天満」と付いた神社があれば詣でてみよう。
 お寺なら「三人寄れば文殊の知恵」の文殊菩薩を御本尊とする「文珠寺」といった名称の寺がお勧めだ。
 受験を勝負ととらえれば勝負ごとに強いと言われる神社はいくらでもある。

 神社にはそれぞれお祀りされている神様(御祭神)があるわけで、それによって得意分野が異なると思われるが、「交通安全」はこちら、「商売繁盛」はこちらと、いちいち場所をかえるのも大変なので、一か所でまとめてお願いして、後は神様から神様へとお伝えいただくことにしよう。
 
 京都・北野天満宮にて(筆者撮影)