毎日ブログを書いていてネタに困りませんか? この質問には何度か答えているが、ネタは永遠に尽きませんよ。忙しくて書く時間が取れないとか、疲れて気分が乗らないということはあってもネタがなくて書けないということはない。

 ネタを切らさないために、私は毎日考え続けている。
 この場合の考えるは、もちろん何を書くかを考えるという意味で、先生方が明日のホームルームで何を話そうかと考えたり、校長先生が始業式で何を話そうかと考えたりするのと同じレベルの考える、である。それを続ける。

 ブログ継続の難しさは、書くことではなく考え続けることの難しさである。

 もし皆さんの中に、自分もブログを書いてみようと思っている人がいたら、書く訓練ではなく、考える訓練をするべきだとアドバイスしておこう。考えた結果を文字にするのであるから、先にあるのは考えるという行為である。

 ネタ探しの効用。
 ブログ毎日更新を始めてから、私は人の言うことをよく聞くようになった。ネタを探そうと思っているからだ。昔は圧倒的に話を聞かないタイプで、今もその名残りはあると自覚しているが、それでも昔よりはずっとマシだ。
 新聞・テレビのニュースからもネタは拾えるし、割合としてはその方が多いのだが、面白ネタは人の話の中にある。

 情報通。
 あなたの組織にもいませんか。何でそんなことまで知ってるんだ、どこで仕入れてきたんだというくらいいろんなことを知っている情報通。
 こういう人の話は、場を盛り上げる効果はあるとしても、「ふーん」、「はあー」と、その場で完結してしまうもので、後に残るものは何もない。そもそも情報通の話というのは自慢話が大半だからね。
 いくら面白ネタは人の話の中にあるといっても、私はそういう人の話は採用しない。

 面白ネタの宝庫。
 やはり行動している人、実践している人には敵わない。そういう人に限って、本人に「な、面白いだろう」という自覚はないのだが、そういうところからネタを拾ってくるのが、ブログ書きの醍醐味である。

 考えること、書くことについては人並み以上という自負はあるが、出不精で人づきあいが得意じゃない私にとって、ネタとの接点をいかに増やすかが課題だ。

 ではまた来年。