例年この時期になると、各私立学校から「塾・教育関係者向け説明会」の案内が届くようになる。開催時期は、だいたい5月末から7月初旬だ。
今日も開智中学高校(中高一貫の方の開智)から案内が届いた。
◆説明会告知は開催の40日前
受験生・保護者向け説明会は、年間計画を予め告知するのが普通だから、ここでは問題にしない。DMを打って100人程度の塾長を集めようという場合の話だ。
40日前ルール。
これは私の発明ではない。かつて広告・マーケティングの世界に身を置いた時期があるが、その時に教わったことだ。つまり、古くからの常識。あるいは経験則として確立されたものということだ。
30日以内だと、「もう予定入っちゃってるよ」と言われる可能性が高く、60日以上だと「そんな先のこと、いま答えられないよ」と言われる可能性が高い。そこで中をとって40日。まあ45日でもいい。
◆日数が少ないと次の手を打てない
私はセミナーを主催する側に立ったこともあり、その経験から言うと、通知を発送するや否や間髪入れずに「出席!」と返してくる人々がいる。その後1週間ほどパラパラと申し込みが入る。そして、2週間もするとパタッと止まる。で、直前1週間になると思い出したように申し込みが入る。だいたいこんな具合だ。
申し込み状況が芳しくないなと思ったら電話やメールでプッシュするわけだが、告知から開催当日までが30日以内だと、この時間が取れない。だから40日前。
◆こういう時期だからこそ早めの通知が必要
「塾・教育関係者向け説明会」は6月開催が多いが、40日前ルールに従えば連休明けが告知(通知)のタイミングとなる。だが、予定通り学校が再開できるかどうかが未だに分からない状態だ。
例年通り開催しようか。中止または延期にしようか。各学校とも悩まれていると思うが、そちらが悩まれている間、出席予定者側、つまり塾・教育関係者側は宙ぶらりんの状態で待たされるわけである。まあ、事情が分かっているから腹を立てる塾長さんはいないと思うが、それにしても、告知はできるだけ早い方がいい。
今日の開智中学高校からの案内は5月20日(柏)及び28日(大宮)実施の塾対象説明会についてだが、末尾に「なお、新型コロナウィルスの集団感染防止のため、インターネットでの配信にかえさえていただく場合があります」という断わりが入っている。
これでいいと思う。
出席する意志のある人は、この日を空けておけばいいし、会場での開催が無理だとなったらオンラインで視聴すればいい。その日その時間は空けてあるのだから簡単なことだ。
学校側として大事なのは、オンラインであれ、オフ会であれ、塾長さんたちの予定を押さえておくことだ。
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