そろそろ「呼吸自粛」って話でしょう。呼吸の8割削減。人との接触を避けようという動きが急速に高まったが、それではまだ物足りないらしく、ジョギングエチケットなどと言い出す人が現れた。
 距離をおいて走れ。マスクして走れ。
 ソーシャルディスタンス(社会的距離)の考え方をどんどん拡大して行けば、たしかにそうなるだろう。

 マスク着用走行により呼吸しづらくなり、心肺に負荷がかかるから心肺機能が強化されるんじゃないか。そんな説が一時出回ったが、すき間から空気が入るから大した効果がないと分かり、今はそんなことをする人は滅多に見かけない。たまに見かけても、「風邪気味なら練習休めよ」と思う程度だ。
 しかし、これからはそれがエチケットになるそうだ。マスク無し走行は白い目で見られるのだ。
 今後は帽子・メガネ・手袋・マスクがジョギング時の必須4点セット

 で、こういうのはどんどん拡大されて行くので、みんなが仕方なくマスク着用走行をするようになると、次の自粛ネタが求められる。そこで、世の「自粛警告団」「自粛監視団」の皆さんのために、次の自粛ネタを教えておこう。「呼吸自粛」だ。

 大きく深呼吸。ダメダメ、大きく息を吐いたら飛沫が飛び散るじゃないか
 呼吸は1分間に3回まで。成人の場合、通常1分間に12~18回だそうだから、8割削減で3回ね。
 街で、1分間3回以上呼吸したり、深呼吸などといったけしからん行動をしている人がいたら、マスクありだろうがマスク無しだろうが、一斉に「この非常識者め」と白い目を向ける。

 ちなみに私は、ふだんでも向こうから自転車がやって来たら、少し大きめに距離を取る。衝突した場合、勝てる自信がないからだ。小さな子供連れとすれ違う時も距離を取る。子供は予想外のアクションを起こすもので、それに対応する自信がないからだ。また、年寄り(自分もだが)がやって来たときは、特に慎重になる。連中、こけたら必ず骨折する。
 で、これに加え、明日からはマスク着用だ。いや、バフでいいかな。バフっていうのは、ネックウォーマーみたいなやつ。首に巻いたり、頭に巻いたり、腕や手首に巻いたりと多用途で、山登りの時なんかにも持って行く。これを首に巻いて鼻のあたりまで伸ばせばいい(冒頭写真参照)。

 あとは、「呼吸自粛」に備えて、心肺機能を強化するだけだ。